ご覧いただきありがとうございます。
□ このブログの内容
特別支援教育に役立つ
□ あなたが得られること
LD、ADHD、(高機能)自閉症、アスペルガー症候群…
発達障害がある子どもたちへの
具体的な支援のしかたを、
学習面・生活面・行動面から紹介
※この記事は単独ではなく、今までの記事、これから連載される記事と関連づけられています。
□ 信頼性
私は、小学校教諭を定年退職しました。
その後も再任用、講師としてフルタイムで継続して勤務しています。
学級担任、少人数指導、特別支援学級担任を経験させていただきました。
現在も、特別支援学級担任として勤務しています。
そこでの実践を生かし、知見したことに基づいて吟味した情報を発信しています。
今回は、48回目になります。
過去のブログを合わせて見ていただきますと、より理解が深まります。
☆☆☆ 生活面におけるサポート例 ☆☆☆
【 ケース 6 一方的に話してしまう 】 Part 2
先生に当てられていないのに勝手に発言する、おしゃべりが止まらない、人の意見を聞かずに自分のことばかり話す子がいます。
コミュニケーションにおける問題となることもあります。
●発言のルールをみんなで確認
授業中に、挙手をせず、先生に当てられていないのに勝手に発言したときは、その場で、授業時間の発言のしかたのルールをクラス全員で再確認します。
「先生の質問に答えたい人は手をあげて、先生に当てられたら、立って答えるんだったね。」と話し、次から気をつけるよう促します。
それでも、また、勝手に答えてしまったときは、「さっきのルールを思い出して」と注意し、挙手をしている子どもを当てて、その子に答えさせます。
勝手に座ったままでしゃべっているときは、「大事な話があるときは手をあげてね。みんなに聞こえるように、立って発言しましょう」と、注意します。
友だちどうしの会話に割り込んだり、一方的に話している場面に気づいたら、「お友だちはいま、何を話しているのかな」と声をかけます。
指摘されれば、本人もまずかったと思います。
こうした指導を重ねることで、少しずつ人との接し方を学んでいきます。
〈 その場での対処法 〉
□ 授業中のルールを確認する
「挙手をする→先生が指名する→立って発言する」という一連の流れをクラス全員で確認して、勝手に発言してはいけないことを認識させる。
□ 会話のルールとマナーを教える
会話の切り出し方、話の続け方、話題の変え方、会話の終わらせ方などをひととおり理解させる。
★ ワンポイント・アドバイス ★
会話や発言のためのスキルは、すぐに身につけられるものではないが、気がついたときにそのつど指導をしていくうちに、しだいに体得できるようになる。
【 わからないから注意しない? 】
本人が悪意をもって授業を中断させようとか、クラスで目立ってやろうといった気持ちでしていることではないのできびしく叱責することは避けましょう。
しかられ続けていると、自尊感情が損なわれ、「自分はダメな人間」と思い込むようになります。
一方で、どうせ言ってもわからないのだから注意をしない、という姿勢は望ましくありません。
発達障害の子は記憶力が弱く、一度注意されたことを忘れてしまって何度でも繰り返すこともありますが、根気よく、そのつど指導することが大切です。
繰り返し指導を受けるうちに、しだいにルールが身につくようになります。
また、同じことをしてもその子だけ注意されないと、ほかの子どもが不公平感を抱いたり、その子は先生から見放されていると感じるようになります。
子どもの間でも、「○○さんは言ってもわからない子」と見られ、クラスの中で孤立させてしまうおそれがあります。
〈 対応するときの注意点 〉
□ 説明しても理解できない
ルールをすぐに忘れてしまうので、教える必要なしととられがちだが、指導を重ねていくうちに理解できるようになる。
□ 発達障害児だけを特別扱いしない
「障害だからしかたない」とあきらめて、注意しないのはよくない。
□ きびしくしからない
状況が読めなかったり、ルールを忘れてしまったりするのは、障害のためなので、厳しくしかるとよくない。しかられ続けると、自分がダメな人間だと思い込むようになる。
今回は、以上です。
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このブログの内容は、月森久江先生、上野和彦先生の本を参考文献としております。
月森久江先生の講演を聞いたことがあり、私の実践とつながることが多々ありました。
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私も、きっとお子さんと一緒に成長していくことでしょう。
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② 『 スマイルプログラム 』
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□ 期間:1ヶ月
□ 内容
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