ご覧いただきありがとうございます。
このブログの内容
特別支援教育に役立つ
あなたが得られること
LD、ADHD、(高機能)自閉症、アスペルガー症候群…
発達障害がある子どもたちへの
具体的な支援のしかたを、
学習面・生活面・行動面から紹介
※この記事は単独ではなく、今までの記事、これから連載される記事と関連づけられています。
信頼性
私は、小学校教諭を定年退職しました。
その後も再任用、講師としてフルタイムで継続して勤務しています。
学級担任、少人数指導、特別支援学級担任を経験させていただきました。
現在も、特別支援学級担任として勤務しています。
そこでの実践を生かし、知見したことに基づいて吟味した情報を発信しています。
今回は、35回目になります。
過去のブログを合わせて見ていただきますと、より理解が深まります。
☆☆☆ 生活面におけるサポート例 ☆☆☆
【 整理整頓ができない 】 Part1
ロッカーや引き出しの中に物があふれても、片付けることができない、消しゴムや鉛筆を床に落としても気がつかないなど、整理整頓が苦手な子がいます。
物がなくなることがよくあります。
● 片付け方を教える
散らかっていても気にならず、物をなくしたことにも気がつか、片づけも面倒くさがるので、「なぜ平気でいられるの?」「少しは片づけようと思わないの?」と責めたくなります。
しかし、わざと気がつかないふりをしているのではなく、発達障害の特性によるものですから、きびしくしかったり、非難したりしないようにしましょう。
一方で、片づけることは、物をなくさないため、必要な物をすばやく取り出すためにも大切であることを理解させます。
発達障害の子は、片づけるときにどこから手をつけたらよいかわからず、とまどってしまう場合があります。
最初のうちは細かく指示を出したり、手伝う必要がありますが、支援の手は少しずつ減らしていきましょう。
最終的には自分でやらせることを目標とします。
いつまでも手伝っていると、依存して自分ではやらなくなってしまいます。
〈 対応するときの注意点 〉
① 片づけられないことを責めない
意図的に片づけないでいるわけではないので、整理整頓ができないことをひどくしかったり、非難したりしない。
② ひとりで片づけさせるのは無理
最初からひとりで片づけさせるのは無理なので、置き場所を指示したり、手伝ったりする。
③ いつまでも手伝わない
片づけに慣れないうちは先生が手伝うが、徐々にひとりでできることを増やしていく。
いつまでも全面的に手伝っていると、依存して、自分でやらなくなってしまいます。
● 置き場所をわかりやすくする
発達障害の子は、何をどの場所にしまうのかを、一度覚えてもすぐに忘れてしまいます。
ですから、覚えていなくても片づけられる方法を考えましょう。
たとえば、引き出しや棚に、文字や図、写真でマークをつけておけば、置き場所を忘れてしまっても片づけられます。
教室の文房具を入れる場所であれば、そこに入れる物の名前や絵を表示すると、整理しやすくなります。
個人の持ち物についても、ランドセル、絵の具などを入れる場所に絵や写真のついたマークを貼っておけば、入れ間違いもなくなります。
机の中の引き出し(道具箱)は、クレヨンや鉛筆を入れる場所、はさみやのりを入れる場所、定規を入れる場所というように、仕切り板をつけてわかりやすくしておきます。
また、自分の持ち物すべてに同じマークや色テープを貼ると、ほかの子どもの物との取り違えミスを防ぐことができます。
〈 問題を起こさないための改善策 〉
① 道具箱には仕切りをつける
道具箱の中に仕切りをつけると、個々の道具の置き場所が定まるので、物が整理しやすくなります。
② 棚には物の名前を表示する
文房具を入れる棚などは、どの引き出しに何を入れるかを絵や名前で表示すると、一つの引き出しにいろいろな文房具が混在することがなくなります。
今回は、以上です。
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