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このブログの内容
特別支援教育に役立つ
あなたが得られること
LD、ADHD、(高機能)自閉症、アスペルガー症候群…
発達障害がある子どもたちへの
具体的な支援のしかたを、
学習面・生活面・行動面から紹介
※この記事は単独ではなく、今までの記事、これから連載される記事と関連づけられています。
信頼性
私は、小学校教諭を定年退職しました。
その後も再任用、講師としてフルタイムで継続して勤務しています。
学級担任、少人数指導、特別支援学級担任を経験させていただきました。
現在も、特別支援学級担任として勤務しています。
そこでの実践を生かし、知見したことに基づいて吟味した情報を発信しています。
今回は、34回目になります。
過去のブログを合わせて見ていただきますと、より理解が深まります。
☆☆☆ 生活面におけるサポート例 ☆☆☆
【 整理整頓ができない 】 Part1
ロッカーや引き出しの中に物があふれても、片付けることができない、消しゴムや鉛筆を床に落としても気がつかないなど、整理整頓が苦手な子がいます。
物がなくなることがよくあります。
● 身の回りの片付けが苦手
片付けが苦手な上に忘れっぽい特性も重なっていることが多く、どこに物を置いたのかが思い出せないため、紛失物がなかなか出てこないといった状況に陥ります。
〈 ケースの具体例 〉
① ロッカーや机の引き出しが物であふれる
② 落とし物も多い
③ 紛失物が多く、探し物をすることがよくある
● 片付け方がわかrない
発達障害の子どもの場合、記憶力の弱さのために、手にした物をどこに片付けたらよいのか、しまう場所をすぐに思い出せないということになりがちです。
片付ける場所や方法が思い出せないために、面倒くさくなってそのまま放置したり、考えないで目についた場所に放り投げておいたりしてしまうのです。
整理整頓がうまくできないもう一つの原因として、今必要な物と、必要ではないもの(使い終わった物やあとで必要になる物)の区別がつきにくいこともあげられます。
また、全員が同じ道具を持っている場合などは、自分の物とほかの子どもの物の区別もつきにくいため、取り違えてしまうこともあります。
このように、整理整頓ができない背景には、発達障害による記憶力や識別する力の弱さがあるのです。
子どもがなまけて片付けないわけではないので、その点は理解してあげましょう。
〈 なぜそのようになるのか 〉
① 記憶力の弱さがある
使った物をどこから出したのか忘れてしまい、しまう場所がわからない。
② 判断力の弱さがある
今すぐ使う物、あとで使う物、使い終わった物などの区別がつきにくい。
そのためにすべてを机の上に広げてしまったりして、いっそう混乱してしまう。
● 一緒に片付けを手伝う
子どものロッカーや机の中が煩雑なことに気がついたら、すぐに片付けるよう促します。
何をどこに入れたらよいのか分からない、狭いスペースに全部の道具をうまく納めることができないという状態ですから、最初のうちは先生が手伝ってあげましょう。
徐々にやり方を覚えさせて、やがてひとりでできるよう指導します。
発達障害のある子だに片付けさせるのではなく、「みんなのロッカーもぐちゃぐちゃになっていませんか。これから一緒に片付けましょう」というように、クラス全員の「片付けタイム」にしてもいいでしょう。
その子のために特別に片付けの指導をするのではなく、整理整頓の習慣づけをクラスの目標とすれば、本人が劣等感を覚えなくてすみます。
先生から言われなくても、子ども同士が整頓できていない所に気がつき、注意し合えるようになることが望ましいといえます。
〈 その場での対処法 〉
① できるだけ早く片づけさせる
整理されていないことに気づいたら、できるだけ早く片づけさせる。
片付け方がわからないこともあるので、何をどこに入れるべきか、指示してあげると、作業が進む。
② クラス全員の「片づけタイム」
一人だけに片づけさせるのではなく、ほかの子どもたちにも引き出しやロッカーの整理を促す。
「整理整頓」をクラス目標にし、こどもどうしが互いに注意し合えるようになるとよい。
③ 「きれいになったね」とほめる
片付けが終わったら、「きれいになったね」「すっきりしたね」と評価する。
みんなで気持ちよくなったことを実感することも大切です。
今回は、以上です。
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