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このブログの内容
特別支援教育に役立つ
あなたが得られること
LD、ADHD、(高機能)自閉症、アスペルガー症候群…
発達障害がある子どもたちへの
具体的な支援のしかたを、
学習面・生活面・行動面から紹介
※この記事は単独ではなく、今までの記事、これから連載される記事と関連づけられています。
信頼性
私は、小学校教諭を定年退職しました。
その後も再任用、講師としてフルタイムで継続して勤務しています。
学級担任、少人数指導、特別支援学級担任を経験させていただきました。
現在も、特別支援学級担任として勤務しています。
そこでの実践を生かし、知見したことに基づいて吟味した情報を発信しています。
今回は、1回目になります。
過去のブログを合わせて見ていただきますと、より理解が深まります。
☆☆☆ クラスの中の発達障害児① ☆☆☆
こんな子、クラスにいませんか?
発達障害は、知的な遅れがないことも多く、子ども自身が困っていることを周りの人にうまく伝えられない場合もすく案くありません。
こうしたことから、周囲が障害に気づいていなかったり、本人も障害を自覚していないことがしばしばあります。
しかし、理解されにくい障害であっても、支援が必要なことに変わりはありません。
できるだけ早く、こどもが困っている状況に気づき、適切な支援につなぐことが求められます。
●落ち着きがない
多動で落ち着きがなく、話をしっかり聞くことができません。
そのため、聞きもらしが多く、指示に従えなかったり、忘れ物をしたりします。
【ミニ解説】
ADHD(注意欠陥多動性障害)の特性を持つ子の中には、絶えず体のどこかを動かしている子や授業中に着席していられず、立ち上がったり、たち歩いたりしてしまう子もいます。状況に合わせて、自分の気持ちや行動をコントロールすることが難しいために、このような特性が現れます。
●文字を読むのが苦手
日常的なおしゃべりはできるのに、教科書の音読はたどたどしい読み方しかできません。
単語や文の意味を意識しながら文節で区切って読むことができず、一字一字をなぞるように読んだり形の似た字を読み間違えたり、行を飛ばして読んだりします。
【ミニ解説】
LD(学習障害)の子どもの多くは、読むことに困難があります。視覚で捉えた文字を音声に変換することが苦手なために音読がうまくできないのです。
また、読むことだけでなく、文字を書くことや算数の計算、図形の形の把握などを苦手とする子もいます。
●状況に応じた行動がとれない
授業中、先生の「何か気がついたことはありますか?」という質問に、「先生はいつもズボンをはいてくるのに、どうして今日はスカートなのですか?」と、授業とは全く関係の無い話をしたりします。
本人は大まじめなので、周囲の子どもたちの笑いを誘うことになります。
【ミニ解説】
高機能自閉症(アスペルガー症候群を含む)のなかには、人の意図や気持ちが読めなかったり、その場の状況にふさわしい言動がどういうものなのか判断できず、思ったことをそのまま口に出してしまう子がいます。
そのために、相手を不快にしてしまい、人間関係がうまく築けないケースもあります。
今回は、以上です。
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このブログの内容は、月森久江先生、上野和彦先生の本を参考文献としております。
月森久江先生の講演を聞いたことがあり、私の実践とつながることが多々ありました。
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