一日に何回子どもにNoと言っていますか? | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

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(この記事を書くのに 前の「子育ての3本柱」 親がどこまで口出しするのか問題の最終回 の記事を複製して手直ししたつもりが、元の記事を編集してしまっていたらしく 「子育ての3本柱」の記事を消してしまいました~!! 一応下書きはあるんだけど めんどくさいので 消えたままにしちゃいます。 )

 

こんにちは!

 

突然ですが 皆さん 

毎日お子さんに何回 「NO」と言っているか 

意識してみたことはありますか?


ここで言う「NO」は 

お子さんの言動や考えを否定する言葉すべてのことです。
「ダメ!」

「やめなさい!」

「いい加減にしなさい!」

「何回言えばわかるの!?」

「いつも言ってるでしょ?!」

「どうしてそういうことをするの?」


といった 言葉はもちろんのこと


「~したらダメだよ。」

「~はやめようね。」

「~しないでね」

「~すると怒られるよ。」

 

といった 優しい言い方も含みます。
 


発達の基礎に凸凹のあるお子さんは特に 

こういった言葉を聞いただけで 

自動的にサバイバルモードに入ってしまうことが多いです。
 
サバイバルモードに入ってしまうと 

脳や体は 今 この瞬間に

自分は命の危険にさらされていると認識しますので 

持てるエネルギーをすべて 

生き延びることに使います。
 
情報処理に時間がかかる 

思考脳に行っていた血流は 

サバイバルに特化した 

情報処理スピードが100万倍速い 

本能を支配する

原始脳(爬虫類脳とも言う)に優先的に送られ

瞬間的に危険に対処できるようにします。
 
内臓で 消化吸収や修復 成長発達 

免疫強化などに使われていた血流も 

手足に優先的に送られて 

戦うか逃げるかがより効率的にできるようにします。
 
ということは 

 

こういった お子さんのサバイバルモードを

発動させるスイッチになってしまう言葉を使うと 

 

思考脳に血流が行きにくくなるので 

いくら一生懸命に言い聞かせても 

お子さんには 聞こえていない 

または 学びにはなっていない 

ということになります。
 
ライオンに追いかけられている人に 

数学を教えようとしている感じですね。
 

逃げるのに必死ですから 

何も頭に入りませんよね。


同じことを言うのでも 

言い回しを工夫すると 

このスイッチが入りにくくなります。
 
例えば
 
お子さんが 触ってはいけないものを触ってしまう時
「触っちゃだめだよ」 ではなくて
「そっか。○○ちゃんの体は 今 何かを触りたいんだね。 

じゃあ ここにあるものなら 何でも触っていいよ。」 

と言う。
(何かを触りたい という衝動は 固有受容感覚の刺激を求めているので 自分の体がどこにあるのかを確かめさせてあげるために 手や足をマッサージしてあげたり 手と手で押し合いしてあげたり ぎゅーっと抱きしめてあげたりしてあげると効果的です。 実は基本的には目が見えない人が 歩くときに周りの物を触りながら歩くのと同じことなんです。) 
 
お子さんが 食事前に「クッキーが食べたい」と言うとき
「今はだめだよ ご飯の後でね」 ではなくて
「オッケー! ご飯の後でね」 と言う
 
などです。
 
これって 最初は難しいですが 

慣れるとそういう言い方をする癖がついてきます。
 
それから 

これも大切なんですが 

 

何かを要求されたときに 

すぐにリアクションを取る必要はない。

 

ということを覚えておいてください。
 
おやおや ほうほう。 あらまあ。といった 

 

起こったことを否定も肯定もしない 

ふわっとした言葉を使って 

自分を落ち着かせて 

どうリアクションしたら一番いいのかを考える

時間稼ぎをしてみてください。
 
ちなみに 

こういうほんわかとした言葉は 

ガス抜き効果があるので 

お互いの気持ちを鎮めてくれる効果もあります。
 
試しに

「え~!!!」 

というリアクションの代わりに 

「おやおや」と言ってみてください。 

 

自分の心に余裕が出るのがわかると思います。
 
ちなみに 英語だと 

何が起こっても まずは 

”Hummmm. That’s interesting.” 

(ふーん、それは 興味深いねー)

と言うのをおすすめします。
 
それでも 

どういうリアクションを取ったらいいのか

分からないときは
「ん~。 少し考えさせて」
「今 うまく考えがまとまらないから すこし落ち着いてからもう一度考えるね。」
と言って 

冷静に考える時間を作りましょう。

 

続きます (次回は私の体験談です。今回はあと1回で終わります~ (笑))
 

 

参考になれば嬉しいです。

 

読んでいただいてありがとうございます!

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