こんにちは!
私がブログを通して、日本の皆様へ伝えたい!
と思ったきっかけとなった
目からウロコが落ちる
自閉症スペクトラムや発達に凸凹があるお子さんへの接し方について
説明している記事を
「私の体験記」という
3テーマにまとめました。
私の根本はここですので、
ぜひ、このテーマの記事を読んでいただきたいです。
*********************
先日のこのシリーズで
↑ この記事から続くシリーズです
ご紹介したワークショップに
参加していた一人のお母さんとの
プライベートセッションの内容を
紹介しています。
こちらの記事↓から続いている
記事の続きになります。
********************************************
次に
レオくんの触覚について
少し説明しますね。
必要以上に強くぎゅーっとされたり
圧力がかかるのが好きで、
時には健康上や安全上
危険なほどに
そういう刺激を求めるという点です。
2歳児が母親の下敷きになって寝る
というのはやはり安全ではありません。
私のやり方は
子どもの行動を変えようとするのではなくて、
脳がうまく機能できて、
そういった行動を
しなくてもいいようになるように
サポートすることです。
お母さんがシェアしてくださった
情報から察するに、
レオくんは私たちの経験上分かっている
あるタイプの子どもの特徴と一致します。
非常にアクティブで多動、
言語コミュニケーションがうまくできない、
NOと言われるとキレる、
名前を呼んでも反応しないが歌には反応する。
でもレオくんはとてもかしこいと思います。
まだ2歳なのに お母さんの手を引いて
自分の欲しいもののところまで
連れていくことを考えたのは素晴らしいです。
そしてお母さんもそれに応じて
レオくんが欲しいものを
手の届く場所に移動してあげて
とても素晴らしいですね。
そうやってお子さんの状況を
きちんとリスペクトして
対応してあげることはとてもいいことです。
レオくんの状況を聞く限り、
レオくんの脳は
セロトニンが不足しているようです。
いろいろな調査研究から、
こういった子どもは
胎児の時から
セロトニンを充分に作れていない
ことが分かっています。
理由はまだ分かっていません。
ということは、
もう 生まれた時から
他の赤ちゃんに比べて
生きにくい状態だったことになります。
セロトニンの役割の一つに
触覚を処理するということがあります。
だからセロトニンが不足していると、
強いプレッシャーを感じたくて、
圧力がかかる感覚を感じたくて
重いものの下にはいるなど
危険な行為をすることになります。
また
食べる行為にも支障が出ます。
そして、
セロトニンが不足していると
眠ること、
また眠り続けることが難しくなります。
私がよく言うのは、
セロトニンは外からの情報を脳に伝える
翻訳をしてくれているようなものだ
ということです。
例えばグーグルの自動翻訳を使うと、
全く意味をなさない変な文章に
訳されてしまうことがよくありますよね?
それと同じで、
セロトニンが不足していると
外からの刺激がうまく翻訳されなくなります。
セロトニンの分泌量を増やすには、
ソフトなタッチが効果的だ
ということが分かっています。
手や腕をそーっと優しく撫でたり、
背中をそっと撫でたりすることで、
セロトニンの分泌量を増やすことができます。
例えばあなたがお子さんを
ぎゅっと抱きしめると、
嬉しくて いとおしくて、
胸がキュンとなりますよね。
それはセロトニンが分泌されている証拠です。
本当はセロトニンを分泌するのは
簡単なはずなんです。
でも レオくんの翻訳機は
ちょっと故障しているので、
問題が出てきます。
レオくんの体は
セロトニンが不足していることを
知っています。
だから 触覚刺激を増やして
セロトニンの分泌量を増やそうとします。
本当は 優しいタッチが必要なのに、
レオくんの翻訳機は
それがうまく翻訳できなくて、
触覚からの強い圧力の刺激が必要だ
と訳してしまうんです。
レオくんが好きな
触覚からの強い刺激は
セロトニンの分泌量を増やさないだけでなく、
ストレスを増やしてしまいます。
レオくんの脳には、
こういった強い圧力がかかることを
脅威とみなす という
正しい反応ができる部分もあります。
ですから、
自分から強い刺激を
欲しているのにも関わらず、
それによって体は
ストレス下に置かれるという
悪循環になります。
脳は 自分に大きな圧力がかかったり
羽交い絞めにされたりすることで
脅威を感じ、
戦うか 逃げるか どちらかをしようと
し続けることになります。
セロトニンの分泌量を増やして
この悪循環を抜け出すために
レオくんの触覚の
リハビリテーションから始めましょう。
続きはこちら
読んでいただいてありがとうございます。
応援してくれる方はこちらの2つをクリックしていただけると嬉しいです。 ランキングが表示された後に出る一覧からまた私のブログのリンクをクリックしてくれたりしたら ものすごーく喜びます。