私がブログを通して、日本の皆様へ伝えたい!
と思ったきっかけとなった
目からウロコが落ちる
自閉症スペクトラムや発達に凸凹があるお子さんへの接し方について
説明している記事を
「私の体験記」という
3テーマにまとめました。
私の根本はここですので、
ぜひ、このテーマの記事を読んでいただきたいです。
*********************
今日も
ポリヴェーガル理論から読み解くADHDと自閉スペクトラム
のシリーズの続きです。
モナ
スティーブンに
そう言ってもらえてとてもうれしいです!
これは非常に重要なポイントなので。
動くということが重要だというよりも、
人と一緒に
体を動かすことによる
相互作用が重要なんです。
IEP(Individualized Educational Plan
アメリカの公立の学校の
発達障害など、
なんらかの理由で
サポートが必要な子供が
個別化した教育サポートを受ける
権利を行使するための、教育プラン)
にはよく
「OT (Occupational Therapist 作業療法士)から、
頻繁に体を動かす休憩時間をあげてください
とアドバイスがあります。」
といったことが書かれているのですが、
そうすると
担任の先生は
「はい、○○くん、
体を動かす時間だから
教室を一回りしてください。」
といった指示を出しがちです。
確かに
そうすれば
体を動かすことにはなりますが、
それでは
本末転倒なのが分かりますか?
体を動かすことが必要な理由は、
その子のニューロセプションが
脅威を認識した状態から
安心安全を認識する状態に
シフトすることです。
それなのに、
クラスメイトの前で
そんな風に言われたら。。。
自分だけ
何かおかしいみたいで、
とても恥ずかしい、
嫌な気持ちになるのではないでしょうか?
これでは神経系は
安心するどころか
さらに脅威を感じてしまいます。
別のやり方があります。
私はセンソリーダイエット
(Sensory Diet:
子供が必要な感覚刺激を
必要に応じて
生活のスケジュールに組み込んで、
情緒が安定するようにするやり方)
は使いません。
どうしてかというと、
センソリーダイエットは
一人ひとりに合わせた
個別のスケジュールですが、
すでに決められたスケジュールを
こなすスタイルだから、
リアルタイムで、
その時その時に
子供が必要な感覚刺激を
与えてあげられないからです。
子供がソワソワしだした時に
「○○くんの体が
今動かないといけないって
言っているみたいに感じるから、
ちょっと歩き回ってみましょうか?
休憩していいですよ。」
と言ってみてあげてください。
愛情をもって、
子供が恥ずかしいと思わなくてすむような、
そんな口調で話すことで、
動くということが魔法みたいな、
特別に体を動かす休憩が取れて
嬉しいと思えるような雰囲気になります。
人との関係は、
子供たちにとってとても大切です。
私は過去20年間
こういったやり方で、
問題行動をなくすことよりも、
子供が
感情のコントロールができるように
サポートすることに
焦点を当てる方法をとっています。
私の経験では、
今日私とスティーブンが
お話したような考え方で
サポートをしていくと、
反抗的で攻撃的な行動が
自然と消えてしまうことがよくあります。
つまり、
子供が
安心安全を感じることができるような
親や先生との関係的なニーズと、
感覚機能の
身体的なニーズを満たしてあげるように
適切に対処していれば、
問題行動は自然に消えるということです。
私が先生方に伝えたいのは、
子供の問題行動を
コントロールすることに
焦点を当てるやり方は
もう古いということです。
今はポージス博士のような
研究者のおかげで、
もっと効果的なやり方があることが
分かっています。
行動に焦点を合わせる必要なく、
行動を超えて
(Beyond Behaviors彼女の本のタイトルです)
生徒との絆を
深めていく必要があるということです。
続きはこちら。
読んでいただいてありがとうございます。
応援してくれる方はこちらの2つをクリックしていただけると嬉しいです。 ランキングが表示された後に出る一覧からまた私のブログのリンクをクリックしてくれたりしたら ものすごーく喜びます。