ポリヴェーガル理論から読み解くADHDと自閉スペクトラム 2 | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

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と思ったきっかけとなった

目からウロコが落ちる
自閉症スペクトラムや発達に凸凹があるお子さんへの接し方について
説明している記事を

「子ともに寄り添う育て方」

「私の師匠」

「私の体験記」という

3テーマにまとめました。


私の根本はここですので、
ぜひ、このテーマの記事を読んでいただきたいです。
*********************

 

今日はこの記事の続きです。

 

 

 

スティーブン


ニューロセプションは、

 

神経系が無意識化で行う

 

危険察知機能です。 

 

無意識化で行われているので、

 

知覚(Perception)とは違います。

 

意識的に

 

周囲に危険があると

 

判断しているわけではないので、

 

知覚のように

 

自分ではコントロールできません。

 


人は皆、

 

大きな音がすると

 

体が自動的に反応して

 

音がしたほうに向き直ります。

 

これがニューロセプションです。 

 

そしてその音に

 

危険を知らせる

 

ある特定の特徴があると、

 

体は緊張状態になり、

 

脅威にさらされた状態になります。

 

 

空調設備や

 

換気システムのような

 

機械的な音がたくさんする教室では、

 

そういったモーター音が重なり、

 

猛獣の唸り声と似た音に

 

感じられることがあります。


自閉スペクトラムの生徒が

 

教室に入りたがらないことがありますが、

 

こういったことが

 

原因になっている可能性が高いです。

 

 

 

その教室には、

 

その子供の神経系の

 

ニューロセプションが、

 

危険と認識してしまうような

 

ものや音がたくさんあるのです。

 


ADHDや自閉スペクトラムの

 

ニューロセプションは、

 

聴覚過敏をはじめとする

 

感覚過敏も重なっていることが多いため、

 

聴覚システムは

 

こういった低周波の

 

バックグラウンドの音に

 

もっとフォーカスするようになっています。

 

 

だから、

 

私たちには聞こえない音でも

 

聞こえてしまい、

 

恐怖を感じてしまうのです。

 

 


自閉症スペクトラムやADHDの子供たちは、

 

周りからのインプットに

 

過剰に反応する傾向があります。

 

 

これは、

 

ポリヴェーガル理論を通して考えると、

 

ごく自然な反応なのです。

 

 

こういった子供たちは、

 

生理学的に

 

いつも

 

脅威にさらされている状態にあるため、

 

ニューロセプションは

 

常に

 

周りに危険がないかを

 

感知するように働いています。

 

ですから、

 

ちょっとした刺激も危険と見なして、

 

過剰と思われる反応をしてしまうのです。

 


神経系が

 

周囲が安全だと認識して、

 

体がより穏やかな状態にあるときいは、

 

ニューロセプションも穏やかになり、

 

少しの刺激では

 

危険を感じないようになっていきます。

 

 

そうなると、

 

今まで過剰に反応していた

 

教室の小さなモーター音がしていても

 

大丈夫になるのです。

 

 

続きはこちら。

 

 

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