こんにちは!
今日も本題の前に過去記事を貼っておきます。 よかったら読んでみてください。
さて、今日は先日見たゲルド師匠のオンラインセミナー シリーズから
ASD児のコミュニケーションスキルの高め方についてのセミナーの内容をまとめてみました。
How to improve communication skills in children with Autism
コミュニケーションには
言語コミュニケーションと
非言語コミュニケーションがあります。
自閉症スペクトラムの子供たちは時折
前まで使っていた言葉を
使わなくなることがありますが、
これは
その言葉を
完全に忘れてしまったわけではなく、
頭のどこかにしまい込まれてあるだけです。
子供が他の部分を発達させている時、
(例えば 人の目を見ること、集中力、柔軟性など)
言葉にまで
エネルギーが回らなくて、
言葉の発達が逆行しているように
見えることがあります。
子供が発語する
第一段階は
声を出すことです。
子供はいろいろな声を出します。
舌をならしてみたり、
ん〜という声を出したり、
い〜と母音を発音したり、
歌うようなそぶりを見せたり。。。
子供がなんらかの声を出す時は、
毎回
子供が
何かを伝えようとしているのだと
思ってください。
例えば
赤ちゃんが
ベビーベッドに寝ながら
機嫌よく声を出している時、
親は
「ああ、今は機嫌良さそうだな。
放っておいても大丈夫そうだな。」
と思います。
そして
赤ちゃんが泣き出すと
「あ、赤ちゃんが泣いているから
様子を見に行かなくちゃ。」
と思います。
そうやって
赤ちゃんは
泣くことによって
自分の意思を
伝えることを覚えていきます。
同じように、
子供が声を出した時は
それにしっかりと
反応してあげてください。
どんな声でも宝物として扱い
どんな声にも必ず気づき
どんな声にもポジティブな反応を
してあげてください。
そうすることで
子供は
声を出すと
いいことが起こる
ということを学習します。
実はこのやり方は
子供が泣く頻度を
低くするのにも使えます。
考えてみてください。
一日に何回
子供が泣かないでいる時に
子供に注意を払ってあげているでしょうか?
私達は
子供が泣いたり
大声を出したり、
まとわりついてきたり、
私達が困るようなことをしだして
初めて
子供に注意を向けることが
多くなりがちです。
これだと
子供は
そういった
私達が困るような行動を取ると、
注意を向けてもらえる
ということを学習してしまうのです。
子供のどんな声にも
反応しようと、
耳を澄ませてください。
そうすると、
今まで
どれだけたくさん
子供が声を出しているのに
気が付いていなかったかが
分かります。
そうしているうちに、
ある物に対しては
この声を出す。
といったことに
気がつくようになります。
子供が
何かを見ながら
声をだしていたら、
子供が見ているであろうと
思われるものの
名前を言います。
例えば
子供がボールを見ながら
「お」
と声を出したとします。
そうしたら
ボールを取ってあげながら
「ボール!」「ボール!」
と言ってあげてください。
この時に
「あ、ボールが欲しいの?教えてくれてありがとう!」
などと言ったり、
早口でまくしたてたりすると
子供は
なにがなんだか
分からなくなってしまいます。
子供が何を見ているのか、
欲しがっているのか
分からなくても、
当たりをつけて、
これだろうと思われるものの
名前を言いながら そ
れを渡してあげてください。
もし 違うようなら
「違うんだね。教えてくれてありがとう。
これは、『ちがう』」
と嬉しそうに
教えてあげてください。
NO と言えることは
とてもパワフルなことです。
反応することに意味があるので、
間違えても気にしないで
続けてください。
続きます。
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