砂糖を取るのをやめたら。。。 | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

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こんにちは!

 

今日は前にもご紹介した7歳の男の子 Aくんと4時間過ごしてきました。

Aくん、なんだか今日は最初からご機嫌。すごく良く私と目を合わせてくれるし、なんかニコニコしてる。

 

Aくんは最初の1時間くらいはソファーのお気に入りの場所にどっかりと座ってお気に入りのブランケットを掛けて、小さなおもちゃを手の中でくるくる回す繰り返し行動をすることが多いんですが、今日は全然座らない! ほとんどの時間をセラピーボールに座ったり弾んだりボールの上に寝そべって伸びをしたり、くすぐりごっごやマッサージをして過ごしました。

 

いつもだとAくんは1時間位たってはじめて体のコンタクトを取るようになります。例えば私がちょっと肩に触れるとか、手に触れるとかするのを最初はちょっと嫌がる素振りをします。しばらくするとリラックスするのか、抱っこしろとせがんできたり、向こうからどーんと私の膝の上に乗っかってきたりするようになります。

 

今日は最初っから私の手を取って、セラピーボールに座って弾む手伝いをしろと。その後も何度も抱きついてきたり、ボールの上にごろんと寝るから足を引っ張れとか言うし、耳をくすぐってくれと何度もお願いされ、今まで一度もやらせてくれなかった足と足の指のマッサージもやらせてくれて、っていうか、たぶん20分くらいずっと気持ちよさそうにマッサージ受けてくれました!

 

それからベランダに出て長い間行ったり来たり。寒かったのでコートを着せて、私もコート着て見守りました。ベランダから部屋の中を覗いて、中にいる私と目があうとケタケタ嬉しそうに笑ってまた歩き回り、たぶん30分以上ベランダにいたと思います。

 

いつもはほとんどの時間をソファーに座って過ごすのに、今日はソファーに乗っかった(座ったんじゃなくて 笑)のは1回だけ。

 

私が家から持ってくる安っぽい布製の小さいボールが好きで、よくそれをくるくる回して繰り返し行動をするAくんですが、最近くるくる回しているものを口に入れてガシガシ噛むようになりました。 Aくんがそのボールをガシガシ噛んでいるのを横で見ていたら、え?なにこれ? 粉が舞ってる?? どうもAくんが噛んだせいでボールの表面に穴があいて、そこから何やら怪しげな白い粉が出てきてる〜!!!!!ぎょえー〜!  ということで、これはいかん!と思い、ボールを取り上げました。結構抵抗されたので、無理やり手からもぎ取る感じになってしまいました。 

 

これはいかん!取り上げなくては!と思ったときから ボールを取り上げたらAくんが激オコ状態になるのは分かっていたので、まずは私が深呼吸。かわいそうだけど、ここは絶対に譲れないから、自分の中で Aくんを怒らせることに対しての罪悪感をゼロにして、無の境地に。 な〜む〜。 

 

そして、Aくんに「ほら見て。ボールに穴があいて白い粉が出てきているでしょ? これはとても体に悪いの。Aくんに元気で居てほしいから、これはもうバイバイしようね。ごめんね。嫌だよね。」と説明して、それでもすがりついてくるのでとりあえずボールは冷蔵庫の上のAくんの手の届かなくて、目にも入らないところに置きました。

 

案の定 激オコのAくんはソファーに横たわってぎゃん泣きしだしました。私はそばで床に座って、Aくんを泣かせてしまったことに対しての罪悪感をゼロにして、この場の空気を大きな愛情と、今のままのAくんを受け入れますという波動で満たす(?)イメージで、自分の気持ちが揺れないように 目を閉じて深呼吸を続けました。気持ちは禅僧です。な〜む〜(笑) そしたらAくん、ものの2−3分で泣き止み、また私と遊びだしました!

 

そんなこんなで4時間楽しく遊んで、お母さんが帰ってきました。

お母さんニコ「今日はAはどうだった?」

 

私 真顔  「うん、なんか 今日は繰り返し行動がすごーく少なくて、ソファーにも座らなかったしブランケットも触らないし、たくさん体を使って遊んでたよー。 とても良く笑ってくれたし、体のコンタクトもたくさん取ってきて、なんかすごくリラックスしてる感じだった。」

 

お母さんニコ「実はねー、砂糖を食べさせないようにしてるの。繰り返し行動やっぱり減ったよね?」

 

私 真顔  「え〜! すごい違い!!! 砂糖は炎症を悪化させるから良くないとは聞いていたけれど、こんなに効果あるなんて!」

 

お母さんニコ「この前学校が閉鎖してオンライン授業にまた戻ったんだけどね、3月から5月にオンラインになった時は Aはずっとコンピューターの前に座って授業を受けるとか無理だったの。でも今回はちゃんと座って授業を受けられて、私が別の部屋にいても大丈夫になったの!!すごいでしょ?」

 

そしてお母さんは先日Aくんの学校であった発表会の時の動画を見せてくれました。体育館で2年生がスカーフを使って踊る発表だったのですが、Aくんはちゃーんと自分の立ち位置から動かず、他のみんなと同じ振り付けをして踊っている動画でした。

 

Aくんすごい!!! 毎年この時期にやる発表会らしいのですが、去年はAくんはひとところに立っていることすらできなくてフラフラと歩き回っていたそうです。(前にも書きましたが、Aくんは1年ほど前に重度の自閉症 (Severely Autistic)という診断を受けているんです。)

 

Aくんのお母さんが砂糖を与えなくなってからまだ1週間もたっていないはず。 オンライン授業が受けられるのと発表会のことはたぶん砂糖だけではなくて、サンライズプログラムを導入した結果だと思いますが、繰り返し行動の激減と Aくんの行動の違いは砂糖を取らなくなったからのはず。

 

食事療法が効果があるのは知っていましたが、砂糖を取らなくなっただけでこんなにもすぐに行動が変わるとは!!!びっくりしました。

 

アメリカでは他にもいろいろな食事療法があります。そういったことも紹介していきますね。

 

読んでいただいてありがとうございます。


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