実は突然ですが、先週の14日土曜日、おじいちゃんが亡くなりました。


癌でした。

今日は葬儀の為実家に帰って来ました。


世界で1番大好きなおじいちゃん。


春に突然入院したと知らせを受けて急いで実家に帰ったときは、検査入院みたいな感じで、命に別状はないからって言われて安心してました。

その後、癌だからあと数年の命かもしれないと知らされ、先月ぐらいに癌が広がりあと数ヶ月と言われ、どんどん容体が悪化し今月いっぱいしかもたないかも、もって2週間、私に心配かけまいとお母さんも今月に入って、ぎりぎりまで教えてくれませんでした。もう病院だとどうしようもなくホスピスに転院した、意識があるうちに会っておいてほしいと言われ先週の木曜日、お稽古のないときに急いで実家に戻ってきました。


その時にはもう、薬で意識が朦朧としていて、痛そうで苦しそうで、誰が誰だか判別出来ないような状態でした。

春に最後会ったときは、あんなに元気そうだったのに。数日前まで変わらず電話で私とも話していたのに。


お手伝いも出来ず、ただ茫然として突っ立って泣いてるだけの私が目に入ると、目を見開いて驚いていたようでした。「おじいちゃん」と話しかけると「何かね」とゆっくり、いつものように答えてくれました。それが最後に私と交わした会話でした。


東京に帰った翌日の土曜日、15時半過ぎ頃お母さんから電話があり、たった今亡くなったと言われました。


早過ぎる突然の死。でも、あんなに全身が痛そうで苦しそうで意識があってもないようなもので、あんな状態でずっと寝ているより、早く楽になって良かったのかもしれません。


私はものすごいおじいちゃん子で、私のお友達でおじいちゃん大好き話を聞かされなかった人はたぶんいないぐらい、おじいちゃんが大好きで、自慢のおじいちゃんでした。


この2週間は毎日毎日泣いていました。もう会えないんだと思ったときは、本当に、この世の終わりみたいな気がして、たぶん舞台のお稽古がなかったら、何も手に付かずに実家に引きこもって泣き暮らしていたと思います。


でも、もう立ち直ったし、大丈夫です。だって明日小屋入りして、明後日からは本番ですもの!私は生きているのです!


それにこのお仕事をしている以上、死に目にも会えないことは覚悟していたのですが、たまたまお稽古がオフの日で私は意識のあるうちに会えたし葬儀にも出席できて、良かったと思います。

グランママやお母さんを支えてあげなきゃって思ってたのに、結局やっぱり1番ずっと泣いててめそめそしてたのは私でした><。


そして、冷たくなったおじいちゃんの身体とさよならをして来ました。燃えて、骨だけになったおじいちゃんを見ても、まだ信じられない気持ちもありました。


私は身の周りで人が亡くなるという経験がほとんど無かったので、あとおじいちゃんとは実家に帰ったときにしか会えなかったので、まだ実感がない気もします。


でも「みんな揃って良かったね。おじいちゃん喜んでるよ。」「初孫だったし、萌ちゃんが1番可愛がってもらったもんね。」って、みんなも喜んでくれて、さらに、葬儀はとりあえず身内だけの密葬だったにも関わらず(来月に社葬もやるそう)、親戚がすごく多いのもあるのですが、会社の方たちや、たくさんの方が来てくれていて、人徳だなあって、おじいちゃんは幸せ者だなと思いました。


親族内では早かったけど、75年も生きて、お仕事ずっとばりばりやっていて、たくさんの人に慕われていて、素敵な奥さんがいて、子どもも孫もたくさんいて、やりたいこといっぱいやったと思うし、沢山のものを残してくれました、立派な人生だったと思います!満足だったことでしょう。お疲れ様でした!そして有り難う!


そして、私も生きているうちにたくさんのことをしよう!と思います。おじいちゃんに「つまらんのう」って言われないように、なんでも出来るように頑張ろうと思います!


みなさんも生きてるうちに、たくさんのものを見てたくさんのことをしましょうねー!

とりあえず明後日から舞台本番!みなさん!!!楽しみにしてて下さいね!!!