チュニジアの数ある世界遺産の中で唯一の自然遺産がイシュケル国立公園です。
のらくろは、今日やっとチュニジアの世界遺産全てを制覇したことになります。
皆で四駆と運転手さんを借切っての遠足です。
Kさん、Yさん、Mくん、Aさん、のらくろ、のら旦那の6人で車に目一杯乗り込みました。
ちょびっと風邪気味で悪寒を抱えてのスタートだったけど、
無事1日を終える事が出来ました。
渡り鳥の飛来地として、フラミンゴでピンクに染まる湿原を想像していた期待は、
ちょっと外れたけど、水牛も見れたし、綺麗な空気は吸えたし良かったかな。
実は、環境汚染が進んで、今や世界遺産としてギリギリの所って話。
確かに、南仏カマルグ湿原に比べると自然の迫力が弱い感じがしたな。
ビゼルト(アフリカ最北端にあたる)の海を眺めながら、洒落たレストラン
(何と!豚肉や猪肉まで食べれる!)でとびきり美味しい魚介料理を食べ、
ウティカ遺跡へ向かいました。
ウティカ遺跡は、チュニジア建国の民フェニキア人が、始めに住み着いたという古代都市です。
フェニキア、ローマ、ビザンチンの民が何世紀にもわたって住み続けた為に、
3代の遺跡が層のように残っていたりして、遠い昔から続いた文明を垣間見る事が出来るのです。
ローマ時代の遺跡が殆どを占めており、より新しい時代のビザンチン遺跡よりも多かったのは驚きでした。いかに永く続いたかが繁栄されるんですね。
古いお墓には、前7世紀のフェニキア人の遺骨が静かに横たわっていました。
大英博物館で色とりどりに並べられてガラス越しに展示された古代人達よりも、
その姿が生々しく、栄華の頃が偲ばれました。
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写真は、イシュケルの湿原とビゼルトの海。そしてウティカ遺跡。
3代のモザイクが層になっていました。