「あれ、家は大丈夫なの?」
「それなら大丈夫
真由美と子供達は実家のお祭りに行ってる」
「え、平子さん、行かなくて良かったの?」
「オレ、この後まだ仕事があって行けなかった」
「そうなんだ…」
「おれも次の仕事まで時間があるからさ
家にいても退屈だし、ちょっと行ってみようかなってな…
そしたら、タイミングよくお前から電話が来たって訳」
「そっか…」
屋台を見て周る2人
そして
射的を見つけた祐希
「よ~し、オレの腕前見せてやるか❢」
張り切ってやった結果
「あれ、どうしたんですか?」
「いや、あれは銃のちょっとおかしいんじゃねぇかなぁ~
普通ならあれぐらい簡単に落とせるんだがなぁ~」
「え~そうなんっすか~?」
「よし❢次は絶対失敗しねぇぞ~」
と、お次は輪投げに挑戦をしたのだが
「肩がまだ完全じゃねぇからなぁ~」
「平子さ~ん」
「そうだ~なんかお腹空いたなぁ~何食うかなぁ~」
「ごまかしたなぁ…」
そんな事をやりながら
2人は食べたり、飲んだり、食べたり、遊んだり
やっていると
「あっ❢」
つまづいた健太
「おい、大丈夫か?」
「あ~下駄が…」
すると鼻緒が切れていた
「こりゃ~直さねぇとダメだなぁ~」
「おれ、歩けねぇけど…」
「仕方ねぇなぁ~」
「祐希はしゃがんで後ろを向く
「え、?」
「ほら、おぶってやっから」
「え、いいよ!ハズいし❢」
「そのままじゃ歩けねぇだろうが、さっさと来いって」
健太はハズかったが祐希におぶった
祐希は神社の石段に座らせ
鞄からハンカチを取り出し下駄を直した
「ほら、直ったぞ」
下駄を履いてみた
「どうだ、大丈夫か?」
「うん、ありがとう…あっ、でも…ハンカチ…」
「もうそのままでいいよ、また新しいヤツ買うから」
「なんか…ごめんね…」
「もう気にするなって」
祐希に迷惑かけてしまって落ち込んでる健太