健太の頭をなでなでする祐希
「今から、どっか行こうか?」
「えっ?」
「まだ時間あるし、明日はオフだし」
「でも、真由美さんと子供達が」
「あ~大丈夫だ。
それだったら
真由美がせっかくの休みだから
一人でゆっくり休んでていいよって
子供達は真由美の妹と一緒に見てるからって」
「そうなんだ」
「だからさ…今からドライブして…
その間にどこ行くか決めようっか」
「うん」
「やっと笑顔が見れた!」
「えっ」
「泣き顔もカワイイけど、
笑顔が一番カワイイからな♥」
その言葉に照れる健太
ふと気付く健太
「あ、でも平子さん お酒飲んでるじゃん
車、だめじゃん」
「あ~そうだった~」
「どうするの?」
「じゃ~車呼んで~どっか入るか?」
「それしかないよね」
「じゃ~準備してくるから、ちょっと待ってて」
しばらくして出かける準備が出来た祐希
「俺も一回帰って着替えてくるかな~」
「もぅ~そのままでいいじゃんか」
「でも、着替えとか持ってきてないし」
「大丈夫、俺が買ってやっから」
「えっ、マジで」
「マジで!」
「じゃ~行こう!」
玄関に向かおうとする健太を止め
自分の方に向けて
軽くキスをした
「ごちそうさま♥
じゃ~行くか!」
「もぅ~平子さん、きら~い!」
2人はいちゃいちゃしながら出かけました。