こんにちは。

では、つづきのつづきを書きます。

 

すかさず医師は

「脂肪肝には、栄養ドリンクはダメです。ポカリスエットもダメです。

 糖分が多く入っていますから。

 チョコレートもダメです。

 お酒を飲むことがダメとなるように、

 お酒を飲まないのに脂肪肝となったならば、これらのものはダメです。」

私は

「えっ、ならば疲れて疲れて動けなくなった時は、何を口にしたらいいのですか?

 私の代わりに家事や介護が出来る人はいないんです。」

医師は、、、

「特殊体質ですね。

 水かお茶を飲んでいればいいんですよ。」

と、背中を向けて強めに言った。

私は呆れた。

「それで体が動けるようになりますか?

 疲れが取れると思いますか?食欲が無いのにですか?」

医師は

「、、、そういう時は、ポカリスエットがいいですが、

 そればかりを飲まないように 、、、。」

 

どう聞いていても、、、私(患者)に合った指導(アドバイス)をしているとは思えない。

そこで私は

「私に合った栄養指導をお願いしたいのですが。」

医師は、後ろを振り返り、看護師を呼んだ。

いつの間にか看護師が誰も居なかった。

そういえば、隣の診察室からガシャーンとものすごい大きな音がした。

その対応に追われていたようだ。

医師は、どこかに呼びに行った。

3人の看護師が栄養指導のパンフレットを持ってきて医師に渡した。

医師が私に渡してくれた。

私は開いて見てみた。

なんだ、、、どこの薬局にも置いてあるパンフレットだ。

これは、一般的の脂肪肝の人のためのものだ。

ほんとうに、肝臓専門医???、、、、、、、、

私は

「小さいときからあまり食べれなくて、食べるのにも時間を掛けないと

 喉を食べたものが通らなくて、肉や魚などが食べれなくて

 ずっと貧血でした。倒れることも多くて。

 妊娠した時には、鉄剤を飲んで、産んでからもでした。

 娘が喘息の時は、薬を取りに病院へ行っていたときに私は

 点滴をして頂くことが多かったです。その時に肝臓の数値が悪いことも言われていました。

 痩せすぎですと指摘をされ、ちゃんと食べるようにと指導をされてきました。

 でも、体重はなかなか増えませんでした。

 ところが、更年期になり、そのころから食べる量は変わらないのに、

 体重が増えてきたんです。

 家族や知人に、顔色が良くなったねえ、良かったねえ。と、言われることが増えて、

 あー良かった、太れてと思ったんです。

 そして、どんどん増えてきて、今度は心配されて、、、

 自分でもどこまで太るんだろう?妊娠した時の体重が人生で一番多かったときなのに、

 それを超えてきたので、、、あれ?と思うようになったんです。」

医師は

「それですね、更年期で閉経してホルモンバランスが崩れて代謝が悪くなり、

 太るということになったのです。」

私は、、、

「あのう、先月の血液検査項目に甲状腺の機能低下が見られたんですが、

 それは大丈夫なんでしょうか?」

医師は、画面の検査数値を見て

「甲状腺の数値が高いのは、体の中で治そう治そうと分泌するので、

 高くなったんです。心配する数値ではありません。」

私は

「CTの画像説明を詳しくして頂けますか?」

医師は

「あっ、そうでしたね。」

と、言って、クリックして画像を制止しながらひとつひとつの臓器を指しながら、

説明してくれた。

私はこの時に初めて知った。

脂肪肝になると、肝臓は白く映るものだと思い込んでいた。

逆だった。私の肝臓は灰色だった。

医師は

「肝硬変になると、もっと黒くなるんです。

 画像の腹周りの白い線と臓器の間の黒い輪を指して、

 これは、内臓脂肪です。わかりますか?」

と。

私は

「わかります。太ってきて目で見て分かるので承知していました。

 ただ、内臓は見えませんので。

 膵臓、腎臓はどうでしょう?」

医師は、クリックして

「大丈夫です。異常は見られません。

 安心してください。」

私は

「そう言ってもらえて安心しました。」

主人も

「良かった。癌だったらと気にしてたから、良かった。」

と。

私は

「先程言われたものに注意していけば、

 脂肪肝は治るのでしょうか?」

医師は

 「いや、いったん脂肪肝となると元に戻るということにはならないのです。

  これ以上悪くならないように、生活習慣や運動をして過ごしていくことが大事です。」

私は

「会社に勤めているときに比べたら、規則正しい生活になったんですが、、、。

 ただ、家族のことでのストレスが溜まり、はけ口が無いんです。

 私が家の中から外のことも全部やっているんです。

 動かない日は無いんです。」

医師は

「体質ですから。」

私は

「体質ですか、、、。」

 

これ以上、この医師に臨む答えは返ってこないと思い、

私と主人は

「わかりました。

 ありがとうございました。」

と、言って診察室を出た。

 

廊下に出て、会計に向かうときに、

主人と私は

「なんだか、もやもやしたまんまだな。」

「そうだね。」

「「まあ、癌でなくて良かった。それだけ分かっただけでも良かった。」

「なあ、CTの画像を見て、なんだかあまり分からなかったけど、

 分かった?」

「うん、肝臓が灰色になっていて、それのどこが脂肪肝と思ったんじゃないの?」

「おー、そうだよ。他の内臓の色とどう違うんだ?」

「脂肪肝って言うから、白く映るんだと思ってない?私はそう思っていたんだけど、

 逆だったじゃ。肝硬変になれば黒く映ると言ったでしょ。」

「あー、俺も白く映るんだと思ってた。だってよ、レントゲンで肺が白くなってたじゃんか。

 悪いところは白く映るんじゃねえのか?」

「医師は、分かっているものだと思って説明するから、

 私たちはなかなか直ぐには見ても理解できないんだよね。

 そのことを先に言ってくれればいいんだけどね。

 パパも遠慮しないでその時に言わないと。なお、もやもやしたまんまでしょ。」

「あー。そうだけど、なんか言いにくい雰囲気じゃんか。」

 

会計を済ませ、保健福祉センターに居る保健婦さんの居る所へ向かった。

検査結果のコピーを渡して、見て頂いたら

やはり、数値が急に下がっていることにびっくりしていた。

血糖値もこんなに急に下がるということはまずなかなかないとも言っていた。

主人が

「これは誰かのと間違っているんじゃねえのかなと、思えたよ。」

私は

「でも、目の前でシールを貼っているのを確認したよ。

 間違えるは無いと思うけど。」

 

ただ、保健婦さんと話していて思ったことは、

私のことを心配してくれて、アドバイスの仕方も分かり易く、話し方が丁寧で優しい。

もやもやとしていた私と主人だったが、心が落ち着くことが出来た。

数値がこんなに下がっているのに体重が減っていないので、それも不思議がっていた。

なので、やはり、毎月、電話をして体重を聞きますので報告してくださいと言われた。

 

家に帰り、筋肉を増やすのはどうしたらいいのか。

PCを検索して、、、、、

、、、、、腹筋ベルト、、、これだったら、巻きながら家事が出来る。

今の私の状態でとなると、、、これがいいのかな、、、。

インナーマッスルね、、、。