病院の再来日、

娘をデイケアに預け、

主人が

「お前だけだと、見下されたのかもな。

 俺が付いていて、家での様子を言えば少しは態度が変わるだろ。

 それに、記録しておけば、話し方も変えるだろ。

 娘を預けられたから、一緒に行くから。」

と、なり一緒に行ってくれた。

 

確かに、会社を退社して、

娘の介護についてからは、、、周りの私への接し方が変わったのは確かだと

分かることが何回もあった。

専業主婦となり、家族の介護をしているとなると、、、

一人前の人間として扱われなくなった。

見下されることが増えた。

白髪も増え、小太りとなってきたのもあるからか。

 

予約時間は9時だった。

が、、、30分遅れて呼ばれた。

主人が後からついてきて、診察室のカーテンを開け、

自分のフルネームを告げて、主人の同行を伝えた。

医師は少し戸惑った表情を見せたが、

どうぞこちらへ、そちらの椅子を出してお座りくださいと言ってくれた。

座ってから、私は医師へ録画する許しを得た。

レコーダーにスイッチを入れた。

なぜ、レコーダーするかの説明もした。

「いいですか?」

と、言われたので、レコーダーの画面を確認した。

スタートの合図が出た。

「はい、お願いします。」

と、伝えて、診断を聞いた。

私は、特定健診結果と、こちらで行った血液検査との結果の数値の説明を

お願いした。

医師はPCの中を検索したが、

特定健診の結果が保存されていなかった。

私はそれが見えたので

「持ってきているので、これと見比べてくださいと渡した。」

医師は、それを見て、画面に出ているデータと見比べて、

コピーして赤ペンで書き込みをしてくれて、丁寧に説明してくれた。

ビックリするぐらい肝臓の炎症数値が下がっているのだ。

まだ、正常数値よりは高い。

血糖値も下がっている。正常値ではないが。

なぜ、こんなに下がったのか?

たった、46日後の検査で、こんなにも数値が下がるものだろうか?

この検査結果は、ほんとうに私のだろうか?

などと思う数値結果だ、、、。

医師に言ったら、

「それは、あなたが保健婦さんから伝えられた後に気を付けたからでしょう。」

と、言った。

私は

「保健婦さんに言われたのは、検診した37日後です。

 その9日後に、こちらで検査したんですが、、、そんな急に、、、」

医師は

「あなたは、気遣うようになり自然と食べるものに気を付けたりとなったからでしょう。」

と。

私と主人は半信半疑、、、。

私は

「私、家族の中で、一番食事の量が少ないんです。」

医師は

「私は見ていないので、少ないと言われても、看護師が見てもそうだと思いますが、」

と。

主人も付け加えて言ってくれた。

私は

「なぜ、一日、どれくらいの食事量ですか?

 と、聞かないんでしょうか?

 太っている人は、たくさん食べる飲み過ぎると言う規定観念で言うんでしょうか?

 見るのでしょうか?」

医師は、ハッとした顔をした。そして、どのくらい食べているのか聞いてきた。

私は

「詳しく知りたいのでしたら、12年前に胆石が出来て、胆嚢摘出の手術を

 こちらの水○医師がしてくださったので、その時のカルテが残っていれば分かりますので、

 見ていただけますか?」

と、伝えたが、PCで検索しようとしない。データが残されていないのだろうか、、、。

 

その時の手術をしたあと、私の食事量が少ないので心配されたのだ。

私は、小さいときから食が細いので病院食が多くて。

もったいないので減らしてくださいと伝えて、少なくしてもらったのだ。

そして、看護師さんにもこれしか食べないのに胆石ができるのは不思議だね。

もしかして井戸水を使っている?と聞かれたことがあった。

今回の特定検診を、12年ぶりに受けたのも、娘たちや妹や主人に心配されたからだ。

まったく食べる量が少ないのに、太ってきたのはなんでだろうかな?

 どこか病気になったんじゃないのか。肝臓か腎臓か膵臓かと心配されたのだ。

なので特定健診を受けたのだ。自分としては、、、肝臓かもと思っていたのだ。

疲れ方が尋常でない日があったからだ。むくみもあり、動きたくても体の疲労感が強くて動けなかったからだ。

自分の父が、お酒も飲まないし、脂っこいものを嫌がっていて、胃潰瘍の症状が進むと入退院を繰り返していたからだ。そして、肝硬変となり、39歳で亡くなっていたからだ。

そのことを医師に伝えた。

少し考えた顔をしたが、、、

「それは、ぼくの知識の範囲を超えている。

 もっと詳しく知りたいのなら大学病院へ行かれたほうがいい。」

と、

私は

「だから、先月来た時に伝えたうえで、診断してほしかったんです。

 今日ここへ来るにも不安があり、2か前に電話をして信頼できる水○医師にお願いできないかと

 言ったんです。その時に、看護師長さんから安○医師はとても肝臓に詳しい専門医ですから

 安心してくださいと言われたんです。なのに。

 大学病院となると紹介状を書いていただけるんですか?」

医師は

「はい書けますよ。」

私は

「どちらの大学病院ですか?」

と、聞いた。

医師は

「この辺だと、順○堂大学病院かな。」

私は

「ここの病院で手術を受けることにしたのは、そこの病院の救急外来にかかり、

 明け方まで何時間も待たされて、違う医師に変わり、便秘ですねと言ったんですよ。

 小さいときから胃腸が弱く水便、軟便できていて、便秘になんかなったときが無いのに、

 レントゲンを見て診断したんです。夜中から朝まで死ぬかと思うほどの腹痛と吐き気と下痢を数か月

 しているのにです。PCで症状の検索をしても、どうやっても胆石と出てくるのに、

 そこの病院は便秘と言ったんです。 信用できます?

 家のリフォームもあり、私は3ヶ月痛みに我慢して、

 終わってから入院日数が少ない病院を検索してこちらの病院と水○医師が出て、すぐ電話して、

 翌日来て、翌々日には入院して手術して9日間で退院したんです。私の家の事情をくんでくれた病院だった   んです。

 だから、その大学病院だけは行きたくありません。他のところはないんですか?」

と、聞きましたら直ぐにはでてこないらしく、

私は

長女が5歳の時から中学2年生までに、、、ホームドクターが居たときの話をした。

医師の顔色が変わった。

医師の通っていた大学名と大学院名を伝え、小児科が無くなってその後遠くの病院の病院長をしているが、

診ている科が違うので行けない。

でも、聞けば紹介して頂けると思うので聞いてみます。」

と、伝えたら医師が私たちを見下していた態度が消えて、、、

医師は

「そうですか、そうですね。」

と。

私は

「先生が、この脂肪肝と診断して、私は服薬治療が必要ですか?」

医師は

「必要はないです。」

私は

「脂肪肝なのにですか?数値はまだだいぶ高いですよね。」

医師は

「年齢的に、この数値の脂肪肝の方が多いので心配の数値とも言えないのです。

 日頃の生活で食事を気を付ける、運動をするを気に掛けて下されば高くなることは無くなるでしょう。」

私は

「体がすごく疲れて疲れて動けないと言う日があると、少しでも食べなくてはと思い、

 チョコレートを1つ2つとつまんだり、栄養ドリンクやポカリスエットを飲んで家事をしているんですが

医師がすかさず

、、、、、つづく。