昨日の昼食のデザートに、

コーヒーフロートを作った。

 

先月のバレンタインに、

おばあちゃんから私の娘に、好きなバニラアイスを

2個もらった。

寒いのと血液検査があるので、食べるのを忘れていた。

 

主人と娘に、

「コーヒーフロートにする?、これなら、たくさん食べなくてすむけど。」

と、聞いた。

二人とも

「うん、食べたい。」

と、なり、

ホットコーヒーのが良いとなり、

その上に、バニラアイスを載せた。

その時に、3年位前に買った大袋に入ったストローを出した。

 

私は

「そうだ、これも、プラゴミなんだよね。

 無くそうとなってきているんだよね。

 箸立てもそうだし、漬物の入っている器の蓋もそうだし、コーヒーの甘味料のもそうだし、

 いつのまにか、プラだらけだね。」

 

主人が

「そうだな、、、いちいち気にしなかったが、、、よく見てみると、どれもこれもだな。」

 

私が

「ねえ、小さいころのストローって、

 麦を収穫したあとの茎の部分をハサミで切って、

 ストローとして使ってたよね。」

 

主人が思い出そうとしている、、、

「ん?覚えがねえな、、、」

 

「小麦を作ってなかった?その乾いた茎っていうか、藁みたいに乾燥させて

 このストローぐらいの長さに切って、カルピスみたいな飲料を牛乳で薄めて、氷を入れて

 飲んだ覚えがあるんだけど、やらなかった?」

 

主人

「いや、麦を作ってなかったな。」

 

「えっ、そうなの?

 シャボン玉をやるときも、この麦の茎のストローの片方に切り目を入れて、

 お花のように広げて、液を付けて、吹いて飛ばしたんだよ。

 やらなかった?」

 

主人、また思い出そうとする

「、、、いや、やった覚えがねえ。」

 

男の子は、、、シャボン玉というものはやらなかったのだろうか?

 

私は

「麦の茎のストローは、今は使えないのかな?

 戻せば、環境が大丈夫になるよね。」

 

主人

「それ、使えんのか?大丈夫か?」

 

「麦の茎って、きれいなんだよ。

 子供の頃へタイムスリップして見せてあげたい。

 そうすればわかるもんね。」

 

娘が

「たんぽぽの茎みたいなの?」

 

「形はそうだね。

 麦わら帽子の編んであるのがそうじゃ。

 それだよ。」

 

二人とも、思い描いている顔、、、

「そうか、あれか、、、。」

と。

 

こういうことを経験している大人は少ないのだろうか。

 

私の子供の頃は、麦を畑で作っている家が多かった。

部落ごとに製粉する機械が置いてある小さな小屋があった。

利用する人がノートに日付と時間を記入して、

部農会の時に使用代金を清算するのだ。

 

小麦粉を使って、すいとん、うどん、小麦まんじゅう、鍋焼きパンなど

いろいろと母が作ってくれた。

一年分を保存していた。

蕎麦も作っていた。

 

なんでも、家で作っていた。

安心安全な食材ばかりだった。

 

いつから、作らなくなってしまったのだろうか。