こんばんは。

 

今夜の伊豆は、シトシトと寒い小雨となっています。

先程、夕食を終えて、片づけて、

勝手口から外の物置小屋まで行き、

今日一日に出たゴミ類を片してきました。

その時に、何気に夜空を見上げてしまう。

今日は雨雲が出ていてどんよりとした月も星も見えない夜空です。

 

夜空、、、毎日見上げて見る人は少ないのではと思う。

私は、ここへ嫁に来てから、どういう訳か

ほぼ毎夜、片しに出ると見上げてしまう癖がついた。

自分の実家は山の中の盆地、

ここよりは空が近い。

小学生の時に、田舎の先生は、星の観察授業を冬の天気のいい日に

やってくれた。

物心ついて、初めて夜空の月と星に興味を持った時だった。

それまでは、月と星を知識と思いを持って見たことはなかった。

 

月を拡大して観たのもびっくり。

星に名前が付いているのにもびっくり。

北斗七星、、、オリオン座、、、

開けの明星、、、

初めて知った星と名前。

今でも好きな星だ。

 

観測所があるが、望遠鏡で観るのもいいけれど、

やはり、肉眼で観る月と星のが良いと思ってしまう。

ただ、乱視に近眼に老眼となっている目で見る月が

二重となり、少し変形したようにとなってしまった。

メガネを掛けても子供の頃に見た月の形には見えない。

季節によって月の見える位置が違う。形も違う。色も違う。大きさも違う。

白い雲がくっきりと見える夜もある。

(今日も一日、無事に終われました。ありがとうございます。)

と、心の中で唱えてしまう。

 

私が子供の頃は、カーテンというものが無かった。

夏だと戸を閉めずに開け放して寝ていても大丈夫だった。

渦巻の蚊取り線香を焚いて、大きな蚊帳を吊るして、蛍が舞う庭を見ながら

夜空の月と星を見ながら、

いつしか寝ていた。

 

なんと長閑で安全な所だったか。

 

ここに嫁に来たら、家の周りの様子がどんどんと変わり、

カーテンを開けてもレースのカーテンを閉めたままの生活となり、

家の中が見えないようにとなっている。

 

夕方に、雨戸を閉め、カーテンを閉め、家の中の灯りや姿が外から

見えないようにとなってしまった。

そう、家の中から夜空を見ようとするには、

雨戸の無い窓ガラスの所のカーテンを開けなければ見れない。

それも、庭に面した窓でないと見えない。

近くに、家々が建ち並び過ぎている。

なぜ、敷地ギリギリに家を建てて、隣の家との間をくっつけるのかと思う。

日当たりが悪くなるし、、、風の通りが強くなる、、、

庭も無い家が多すぎる。

窓を開けると、間近に隣の家が、、、田舎のだだっ広い所で育った私には、、、

なんだかなあーと思ってしまうのだ。

 

ふと、思うときがあったのだ。

カーテンの上半分か、上三分の一が、

開け閉めできて、夜空が見える構造になっているカーテンがないものかと、、、。

下の部分は閉めたままの状態でです。

そうすると、外からは住んでいる人の姿は見えずとなると思う。

天窓を作ればと思うかもしれないが、

座った姿勢で少し見上げた状態で気軽に見たいのだ。

我が家には、家の中から屋根上に出れる隠し階段がある。

おじいちゃんがそうしたのだ。

夜空を見たくて作ったと言った。

が、それをやっているのを見たことが無かった。

屋根裏に、梅酒や薬草の瓶がたくさん貯蔵してあった。

空好きの人にはこういうカーテン売れるのになとずーっと思っている私です。

ネットショッピングのカーテンを検索してきているが、見かけないです。

 

ここへ来て37年、、、

カーテンは、どんどん進化してきています。

遮光カーテン、外から見えにくいレースのカーテン、

紫外線カット、暑さ軽減、寒さ軽減、防炎、防音、防水

と、いくつもの機能が付いてきている。

洗濯機で洗えるのもある。

 

家の周りが変化していくにつれて、都会から引っ越してくる人が増えてきて、

生活の在り方が、

カーテンにまで変化せざるとなっている。

 

家の周りを気にせずに、夜空が見える環境、、、戻れないのかな。

防犯が強くなってしまっている田舎へとなってしまっています。