昼食時に、

主人が、

 

おふくろがさあ、病院の外来の帰りに、

「スーパーへ寄って。買いもんをしてくから。」

と、言ってきてよう、○○に行っただよ。
膝が痛いから、一緒に行ってくんなと言うもんだから、

店ん中に行ったさ。

カゴを持ってよ、カートに載せて押してやったらよ、

杖を俺に黙ってよこすだよ。

持っててってことだわ。

それから、一度も店ん中で杖を使わねえで歩いてんだよ。

なんなんだって思うんじゃんかなあ。

 

おばあちゃんは、

「膝が痛くて痛くて歩くのが大変さ。」

と、言うのが15年前ぐらいから口癖となっている。

8年前、おじいちゃんが亡くなって一年経ってから、

あまりにもこのことを言ってばかりいて、何かをやろうとしない。

誰かにやってもらおう精神が強く、甘えるのが当たり前となっていたので、

私は杖を買うことを勧めた。

が、すごい剣幕で怒って

「年寄り扱いして、あんたはー。」

と。

まあ、私が何を言っても気に入らないのは分かっているが、、、

どう見ても、どこから見ても年寄りではないかと思うのだが、、、

 

三男の嫁がお盆にお墓参りに来た。

私と同じことをおばあちゃんに言った。

素直に、ひ弱い降りをして

「そうだね、買うよ。○○○さあ、一緒に買いに行ってくれる?」

と。

 

私のことは名前で呼んでくれたことはない。

が、次男と三男の奥さんたちは、ちゃんと名前で呼ぶ。

一緒に歩いても自慢となる人たちだからだ。

 

私はひねくれたりはしない。

心の中で、ただ、おばあちゃんの評価が下がるだけだ。

いい評価をしたことは無い。

 

主人の話を聞いていて、

 

おばあちゃんという人は、どうやったらこういう人格になったのだろうと

思うときがある。

 

嫌いになったら家族でなくなる。

おもしろばあちゃんと捉えていれば、嫌な気持ちを持たなくて済む。