おはようございます。

 

秋晴れとなった伊豆です。

静かだねえ。

祝日の翌日の午前中、、、落ち着くねえ。

 

近くにね、田んぼの用水池がある。

私が、ここへ嫁に来たころは、

自然の大きな池だった。

葦が生い茂り、薄暗くなると、

モー、モーと牛の鳴き声にそっくりなカエルの

泣き声が響く。

夜中になると、おじさんたちがヘッドライトを付けて、

捕獲しに来る。

私は

「こんばんは。

 何をしているんですか?」

と、尋ねると、

 

「ウシガエルを獲ってんだよ。

 料亭とかに売るといい値で買ってくれんだよ。」

と、笑顔で言った。

 

いくつかの種類のトンボが、たくさん飛び交い、

夏から秋へと色づくトンボを見て、

私の実家の景色と変わらない風景だと安心していた。

爪に毛の生えたカニもいた。

ザリガニもいた。

ヘビもいた。

小さな魚や、フナなどたくさん見れた。

池の底土に足がはまって抜けなくなる子供たちも見かけた。

 

だが、そんなに危険なことは無かった。

 

家々が建ち並び、道路を整備し、池が子供たちにとって危険となり、

池もコンクリートで囲みガードレールや柵で囲まれ、

入れないようになった。

 

そう、、、ウシガエル、、、トンボ、、、カニなど、、、

いなくなった。

葦も生い茂らなくなった。

 

ところが、男の子たちは、、、どうしてか、

そういう所によじ登り、釣りをやりたがる。

道路は一台の自動車が通れるぐらいの幅だ。

人が歩いていれば、人のが立ち止まり、車を除けなければならない。

そんな場所で、自転車できて、脇に留め、

ガードレールに上り、不安定な態勢で釣りをしている。

危なっかしいのです。

 

立て看板が池の周りに、いくつか設置された。

子供が落ちておぼれたからだ。

たまたま、近くに住んでいた退職された方が気づき、

池の柵を乗り越えて飛び込み助けたのだ。

汚い池の水を飲んでしまったようだ。

人工呼吸をして、他の方が救急車を呼んで病院へ運ばれ助かったということが起きた。

 

そんなことがあり、各幼稚園、小学校、中学校へと

池で遊ばないようにと通達された。

 

それでも、男の子たちは、何人か、不安定な姿勢で釣りをやりにやってくる。

たまに、親子でやりに来ている人もいる。

立て看板の側でだ。

 

我が家は、子供会、学校から

こども110番を任された。

大変な事態はほぼないが、

やはり、子供たちの危険な行動は見て見ぬふりは出来ない。

主人が注意をして辞めさせる。

私も注意をしたことがあるが、、、白髪交じりのおばさんの言うことを聞く子は少ない。

 

現在の子供たちは、

素直に大人の注意を聞き入れる子は少ない。

 

いちいち、茶化したり、返事はするが止めない。

何かを食べながらうろうろと。

ちゃんと、大人の方を向いて話を聞く体制ができない。

この新型コロナの時期、感染者も出たとのニュースも出ているのに、

マスクもせず、距離も開けず、大きな声を出して遊んでいる。

 

親が叱らなくなった躾け方法、、、

これが、その結果なのだろうと実感する。

 

これは、学校の中でも子供たちが先生に対して、

こんな様子では教育もやりにくいだろうと思う。

 

顔を見ても、どこの子かは分からない。

子供たちとの接点があまりにもない地域となったからだ。

 

そのせいもあって、名前もどこの子かも知られていないと言うことが、

かえって、こういう態度をするのかとも思う。

 

今すぐに、止めないのであれば、君たちの学校へ通報しなければならない。

と、伝えたら、そそくさと片づけ始めた。

ところが、釣った魚を入れるバケツを持参していない。

釣った魚は、道路の地べたにそのまま置いてある。

その魚たちを手でつかみ、池へ向けて投げ入れていた。

なんと、魚たちの命を何と思っているのか、、、。

釣りの仕方のマナーも身についていない。

落としていったゴミも片づけずに、

自転車に乗って挨拶もせずに帰って行った。

 

男の子の躾け、、、少々目をつぶる人が多いと聞くが、、、

ほんとうに、、、これでいいのかと思う。

 

このまま大人になったら、どんな社会となるのか、、、

などと、心配してしまった。