娘が旅立ってから数日後、友達の誕生日プレゼントに用意していたらしいクッキーが家に届いた 娘はお友達のプレゼントを選ぶのをいつもめちゃくちゃ拘っていた 

リスや葉っぱ、森のきのこを型取った秋の季節にぴったりの可愛いアイシングクッキー

メッセージと名前が入っていたので弔問に来てくれた時に悲しいけど娘の代わりに渡すことができた お友達と一緒に少しいただいた


それがきっかけで、度々そのクッキーを娘と縁ある人のお礼などで使っている 娘が選んでるように思うから


昨年の秋に娘の友達に赤ちゃんが産まれたのでお祝いにして送った 可愛らしくパステルカラーのアイシング、赤ちゃんの名前、生年月日、体重や身長も入れてもらった


先日、そのお友達がパパと赤ちゃんを連れて会いに来てくれた 気持ちがざわざわしてた

事後、間もない時に別のお友達の赤ちゃんを抱っこした時は辛くて涙が出て仕方なかったからだ


ママを少し休ませてあげないとね

自然に手を伸ばし抱っこした

やわらかくていい匂い 可愛かったなぁ 

久しぶり過ぎて抱っこした後、腕がしばらく痺れてた


なんだか別の世界を見てるようだった

私にはもう訪れることのない幸せな家族の姿

娘がいればそのお友達家族と同じ世界にいられるだろう 赤ちゃんの笑顔から幸せをお裾分けしてもらったと言うのかもしれない

ちょっぴり涙が滲む


ちょっぴりなのは 別の世界と例えられたのは時が流れたと言うことなのか うまく自分を保てるようになったのか わからない


娘の子を抱く日を夢見た事もあったけれど

娘がいるだけで良かったんだと

やっぱり暫くはお得意の上がったり下がったりの繰り返し


それでも赤ちゃんは素晴らしい

ただただそのままを生きてる

みんなに愛されて逞しく育ってほしい


良かったんだと思う 再び