“ネクスト・トゥ・ノーマル”ちょっとずつ感想を…④ | Vita felice パンとオタクの家

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本日『ネクスト・トゥ・ノーマル』大千穐楽…無事完走されたようで…本当に良かったです!

感想の続きを…

今回N2Nの感想を書いていて…ナタリーとヘンリーの関係性について。
ヘンリーは本当に良い子だなぁ…と思いました。
ナタリーを心から大切にしていてナタリーそのものを全て受け入れようとする…そんな懐の大きさを感じる男の子。
私も…娘の彼氏がこんな男の子だったら良いなぁ…なんて思ったり。
劇中では、ドラッグが身近な物になっている感じで…日本の高校生とはその辺りも含めて環境が随分と違うんですよね。

そこで、ブライアン・ヨーキーさん繋がりで“13の理由”というドラマを今観ています。17、18歳の高校生たちに起きたひとつの事件からストーリーが始まるのですが。当然、リアルな高校生活が描かれているので、ゲイブやナタリー、ヘンリーを取り巻く環境だったり(劇中には描かれていない学生生活など)が少し理解できました。

日本とはその環境は違えど、親子関係だったり親たちの夫婦関係だったり、生徒と先生、先生と保護者間の関係は共通点がたくさんあります。
子供は自分の気持ちの全てを親に話しているわけではなく…親はその口を閉ざしているであろう部分を聞き出せないし思い計る事が出来ないから子どもとすれ違うし。
夫婦は子どもへの接し方や教育に関する考えの違いから亀裂が生じたり。
生徒は教師に頼ろうとしてみるが、教師から納得出来る答えは貰えなかったり。
保護者もまた学校に対して無責任感を感じでみたり。
そんな不安定なグラついたところで心のバランスを取れれば良いけれど、簡単にはいかないのが現実で。
その日常で、ナタリーにとってのヘンリーのように、一人でも心を寄せて理解しようとしてくれる人がいてくれれば…困難にぶち当たったとしても乗り越えて行けるのだろうなと。
ヘンリー役の大久保祥太郎さんが、自身も何かしら抱えていそうだけれどナタリーをずっと特別な気持ちで見守っている…優しさとナタリーを包み込む大きさを絶妙に演じていて…ナタリーは将来幸せな家庭を持つに違いない…と思わせてくれました。

今回3回の観劇で、だいもんチームしか観られていないので…全体を通した感じ方は出来ていないと思います。
それでも、だいもんのダイアナには毎回心を抉られる思いでした。
書き忘れていたのですが、精神科医に電気ショック療法を勧められる場面。嫌がるダイアナはダンにその気持ちを汲んで欲しかっただろうに、ダンはあっさりサインしてしまうその瞬間…目を背けたい気持ちがその表情と仕草に繊細に出ていて。
ダイアナもサインをしますが、サインする間もした後も何とも言えない目つきでダンをずっと見ている。
その目はダイアナの落胆と諦めの入り混じったような…複雑な気持ちを映し出しているようで…本当に繊細で忘れられないです。

だいもんは今後もミュージカルをやりたいそうなのですが…私、一度はストプレが観てみたいんです。
歌が聴けない事へのフラストレーションは溜まると思うんですが、だいもんの芝居をガッツリ観てみたいと思います。

次回は『ガイズ&ドールズ』
可愛いアデレイドちゃんを楽しみに暫し我慢の日々を過ごします!

まぁ…こんなに支離滅裂な感想の殴り書きになりましたが…今の気持ちを文字にして置きたくて…。
読んでくださった方々…ありがとうござました!
貴重な時間を申し訳アリマセン。。。