お伝えするのが遅くなっていたモロッコの旅。

 

先日、トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めたというニュースに触れてから、モロッコで感じたことを思い出していました。

 

今回の旅行で一番印象的だったのが、マラケシュにあるバヒア宮殿です。

 

入り口は地味なのですが…笑

 

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素晴らしいイスラム建築で観光名所となっていますキラキラ

 

 
 
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上の部分は杉の木に、その下は大理石の粉や漆喰、卵の殻などを混ぜたものに、細かく美しい彫刻が施されていて圧倒されます。

 

バヒア宮殿は19世紀アラウィー王朝時代の摂政の邸宅として建てられ、入ってすぐの一画は執務室になっていたといいます。

 

建築美以上の感動を覚えたのは、そこででした。

 

四方に部屋、真ん中には中庭がある造り。

 

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その部屋の一つが執務室なのですが、その向かいにある待合室が3つに区切られているのです。

 

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アラブ人、ユダヤ人、ベルベル人用にと。

 

※ベルベル人は北アフリカに住んでいた原住民で、その多くがイスラム教徒です。モロッコの人口は、アラブ人が65%、ベルベル人が30%です(数字は外務省基礎データより)。

 

3つの待合室の中には、それぞれの信仰に添った装飾が施されています。

 

アラブ人とベルベル人の部屋には、コーラン(イスラム教の聖典)が描かれ、

 

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ユダヤ人用の部屋には、ダビデの星が。
 
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以前のブログにも書きましたが、イスラエルの建国まではモロッコにも多くのユダヤ人が住んでいました。
 

なぜ別々の待合室があるのか…。

 

ガイドの方に聞くと、アイデンティティが違えば、それぞれ抱える問題も異なることから、各自の待合室を設けていたというのです。異なる立場を尊重しながら、同じ社会を生きていくその時代の知恵を感じました。

 

そもそもイスラム教が7世紀に急速に広がったのは「平等社会」を築いていたからだと、中東専門家の方に伺ったことがあります。

同じ一神教のユダヤ教やキリスト教の人々、時には他の宗教の人々も、税を納めれば保護されることになっていたと言います。

税を納めなければいけなかったものの、共存していた異なる宗教。

今回モロッコでこうした場所に出会えたことをとても嬉しく感じました。

 

また、モロッコについて年内にお伝えできればと思いますニコニコ