今宵は

画家アメデオ・モディリアーニの伝記映画。

監督・脚本は

ジャック・ベッケルが担当の代表作品である。

 

 

作品について①:

 

マックス・オフュルスと

アンリ・ジャンソンの企画だった

モジリアニの伝記映画を

オフュルスの急逝で、

J・ベッケルが脚本・監督に当たった

彼の代表作。

 

エーメの清純な美しさをはじめ

モジリアニを取り巻く女性たちもよく描かれ

悪魔ともいえるモレルのL・ヴァンチュラの存在感が強烈な印象を残すわ。

繊細で夭逝の画家にフィリップが

うってつけね。

 

 

監督・脚本:ジャック・ベッケル

原作:ミシェル・ジョルジュ・ミシェル

音楽:ポール・ミスラキ

出演:

モディリアーニ:ジェラール・フィリップ

ジャンヌ・エビュテルヌ:アヌーク・エーメ

画商ズボロフスキー:ジェラール・セティ

ズボロフスキー夫人:リラ・ケドローヴァ

ベアトリス:リリー・パルマー

画商モレル:リノ・ヴァンチュラ

ロザリー:レア・パドヴァーニ

 

 

 

ストーリー:

1910年年代、モンパルナスの春。

青年モジリアニは、病とアルコール中毒等で

どん底の生活を送りながら

僅かの知己に支えられ画業に取り組んでいた。

ある日彼は、

ジャンヌ(A・エーメ)という画学生に街で出会い、激しい恋に落ちる。

彼女の父の反対で二人は引き裂かれ、

絶望から彼は昏倒した。

画壇での唯一の理解者=画商ズボロフスキー(G・セティ)は彼を南仏ニースに静養させ、

ジャンヌもそこへ家出して来る。

幸福な半年を過ごしてパリに戻った彼を

待ち受けていたのは、

再びの無理解と屈辱。

個展は見事に失敗、貧窮にあえいで

カフェで素描を5フランで

売り歩くうち倒れた彼は、

運ばれた病院で不帰の人に。

それを看取った冷酷な画商モレルは

待ち構えていたかのように、

傑作の数々を買い叩くのだった。

ジャンヌに彼の死を告げず……。

 

画商モレルは、

モジリアニの才能が死後はじめて世に知られるであろうことを予測していたからね。

モレルは、秘かに彼の死を見とどけると、何も知らぬジャンヌが残っている彼の部屋を訪れるの。

今は遺作となったモジリアニの数々の作品を

片はしから買いとろうとするモレルを前にジャンヌの目は泪にぬれていた。

「彼はどんなに喜ぶでしょう……本当に長い間、あの人は認められなかったのですから……」と。

 

 

この二つの動画は映画とは関係がありません。

興味あるかたは、ご一緒にお付き合いくださいね♥️

 

 

 

 

作品について②(上記でも少し触れて重複するところもありますが追記としてどうぞ・・・

貧困と病苦のうちに三十六歳にして

モンパルナスに果てた

エコール・ド・パリの異色画家モジリアニの晩年を描くこの作品。

最初「歴史は女で作られる」「輪舞(1950)」のマックス・オフュルス監督によって計画。

「愛情の瞬間」のアンリ・ジャンソンとの協力によって脚本が書かれたが

オフュルスが急死。

「怪盗ルパン」「現金に手を出すな」のジャック・ベッケル監督にひきつがれ完成。

ベッケルの意志により、

元の脚本に大幅の改変が行われたため

ジャンソンは激しい論戦の末、自分の名をタイトルから削ってしまったという

曰くつきの作品。

 

原作はミシェル・ジョルジュ・ミシェルの「モンパルナスの人々」。

「歴史は女で作られる」のクリスチャン・マトラが撮影を監督。

 

出演者の他の出演作品:

「夜の騎士道」のジェラール・フィリップ

「恋ざんげ」のアヌーク・エーメ

ドイツ出身のリリー・パルマー

「眼には眼を」のレア・パドヴァーニ

「殺人鬼に罠をかけろ」のジェラール・セティとリノ・ヴァンチュラ

「ノートルダムのせむし男」のマリアンヌ・オスワルドなど。

 

製作はラルフ・ボーム。

 

 

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素敵な映画に逢いましょう~

チャオキスマーク