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読書メモ


2023- 66

『我が手の太陽』石田夏穂






第169回芥川賞候補作。鉄鋼を溶かす高温の火を扱う溶接作業はどの工事現場でも花形的存在。その中でも腕利きの伊東は自他ともに認める熟達した溶接工だ。そんな伊東が突然、スランプに陥った。日に日に失われる職能と自負。野球などプロスポーツ選手が陥るのと同じ、失った自信は訓練や練習では取り戻すことはできない。



石田夏穂さん読みのは、3冊目

たぶん4冊出ているはず。

この本が出る前のは、未読。(これから近々に読む予定)


芥川賞候補作の本作


今まで読んだ2冊とは、コミカル⁈な感じはなくいんだけど、石田夏穂さんぽくって

そして、より筆致がすごくて、やっぱり好きだ

、と思った



正直、溶接のことはサッパリわからない

だから、読んでいて、私の脳内処理が合っているのかはよくわからない


けど、その職人気質、(どこまで私が伊東を理解できたかは怪しいものだが)そのプロ魂みたいなのがヒシヒシと感じた。

肉体的衰えもヒシヒシと感じるこの頃の私には、

またまたズンとくる


それにしても、石田さんすごいな



太陽と同様、アークは直視できない。

(中略)

作業中、自分の手は見えないから余計にそう思う


この76〜77ページ辺りがグンときた


なるほど、題名は…と思った

石田夏穂さん、やっぱり読み続けたい作家さん


芥川賞発表は、たしか19日

他の候補作は、全く読んでいないし、よくわかりませんが、どなたになるのでしょうかね。

楽しみです。

ちなみに直木賞候補作、どれも未読。

あまり読んでみたいなぁと思った本がタイトルがなかったので。

でも、受賞作決まったら、気になって読んでみるかも!?