『跡を消す』前川ほまれ

跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング (ポプラ文庫 日本文学 409) [ 前川 ほまれ ]


内容(「BOOK」データベースより)

気ままなフリーター生活を送る浅井航は、飲み屋で知り合った笹川啓介の会社「デッドモーニング」で働くことになる。そこは、孤立死や自殺など、わけありの死に方をした人たちの部屋を片付ける、特殊清掃専門の会社だった。死の痕跡が残された現場に衝撃を受け、失敗続きの浅井だが、飄々としている笹川も何かを抱えているようで―。生きることの意味を真摯なまなざしで描き出す感動作!






ある作家さんのTwitterで、

前川ほまれさんの新作が良かった!

というつぶやきを見て、


その本を読みたかったが、

まだ図書館になく、

図書館にあるのを読んでみました



だから、どんな本かも知らなかったのですが、


『跡を消す』


って題名が気になり、コチラを。


あっ、そういうこと…と気づいて

この先、読めるかな、って一瞬思いましたが、

それを上回る何かがあり

それが何なのか?先が気になり、最後まで


こういうお仕事が存在するのは

知っていましたが、


まさか、こんな壮絶な感じとは


浅井の成長も良かったですが、

笹川も最後前進できて


新たなるスタートを切れて、良かった



笹川が浅井に放つ、

もっと想像力があるかと


というシーン



5つの現場のそれぞれの人の反応など

いろいろ


跡を消す、に込められた思い



とてもツライ箇所も多いし、

人間ってこんなになるのかと

知らないことだらけだったけど

読めて良かった。

他の作品も読みます!