読み終わりましたー
大満足
図書館で借りたけど、買っちゃおうかなぁ
『愛なき世界』三浦しをん著
2019年本屋大賞ノミネート作品
美しい表紙にうっとり
それなのに、
愛なき世界ってどういうことだろう
図書館の本だと、帯が見れないけど、
時折、司書さんが貼って残してくれのは
私は嬉しい
そう、
恋のライバルは、草でした。
って、気になりますねー
T大の近くの洋食屋の見習い、藤丸は、
T大の植物学科に配達に行くようになり、
植物学研究者を目指す本村に恋をする
でも、本村は、植物、研究が好きなのだ
しかもシロイヌナズナなるものらしい
その地道な細かーい研究に
愛のない世界を生きる植物研究に、
すべてを捧げると決めています
と、本村に藤丸は告白の返答言われても
植物研究に興味ある円服亭の店員として覗いてもいいかと許可をもらう
↑良し!頑張った
この本の登場人物たち
藤丸の大将もステキな人
そして、研究室の教授をはじめ
個性は揃いの人々がまたとっても良い
研究の中身と話は途中サッパリわからなくて
お手上げだったけど、
四重変異体
を作るまでの小さな種の種まきから
種採取まで
遺伝子を調べるまでの工程などなど、
おそろしく地道な作業だということは理解
失敗したら、すぐやり直すわけにもいかない
相手は植物
成長までに必要な日数
修士論文などの期日
失敗は、失敗なのか⁈
いろいろな研究そのものだけでなく、
研究をするためにとりまくもの葛藤などなど
その様子をじっくり見守り、
わかろうと努力する藤丸
でも、間が悪かったり、
でも、それにも気がつかない本村だったり
その他、いろんなことが新鮮で発見でした
もちろん藤丸の料理に対することもそう
大学や大学院って
未知すぎて、修士論文がどんなに大変かも
正直わからないけど、
そんなに打ちこめることに出会えることに
羨ましい
そういえば、
コチラもそうだったなぁ
わたしには、未だにそんなものがないから
自信を持ってコレ大好きです
って、言えるものが欲しいと思い続けたけど
知りたいという欲求が小さいのかな
でも、
三浦しをんさんの
取材力があって、こういう作品となり、
私が読み、知らない世界を知れる有り難さ
しをんさんの作品によって
気になったものって多いです。
やっぱりしをんさん作品最高!
そうでもないと、
東大の理学研究科 生物科学専攻のサイトを
探して見てみようなんて発想は
わたしにはなかったものね。
しをんさんのこと書いてあった!
コレを知れただけでも、得した気分