子どもにとって、家庭とともに学校や塾の生活も大切な環境です。
学校の担任の先生の影響力は大きく、担任が変わるだけで、子どもは、驚くほど変わります。
教師の懐の深さは貴重です。
もう一つ大きな影響を受けるのが、友達です。
子どもは学校や塾に行き、そこで様々な事に触れることによって、免疫ができます。
人間というのは、自分と違ったタイプの人間と触れ合い、時にはぶつかり合うなかで成長していくものです。
子供の時に、いろんな友達と交わるのは必要だし、いいことです。
そういうことを子どもの時に経ないと、虚弱になったり、愚かになって、精神的に弱くなってしまいます。
また、大人には「悪い」と思えることも、子どもにとっては当たり前のこともあります。
いたずらしたり、口も悪くなります。
それらは大人になっていく過程であり、土台となるのです。
子どもは、聖人である必要はないのです。
親は、子どもの生き方を認めてあげないといけません。
自然に変わっていくものです。
極論すれば、親は、子どもにとって、成長するための手段です。
子どもは親のものではありません。
親が子供と一体になるというのは、錯覚です。
子どもは未完成なのですから、怪我をしたり喧嘩をしたり多少のことは、当然です。
なかなか親の思う通りには、いかないものです。
そんなことは自分の胸に手を当てて、子ども時代を思い出してみれば、百も承知のはずです。