「お父さんお母さん、お子さんとの約束は、必ず守っていますか?」
大人には、ささいな事でも、子どもにとっては大切な約束です。
大人が約束を守れば、子どもも約束を守る。
これがお互いの信頼の第一歩です。
すべては、子どもを「一個の人格」として尊重するところから始まります。
子どもを「一個の人格」として見た時に、初めて子どもの心が見えてきます。
どんなに小さい子どもであろうと、「子どもだから」と決め付けてしまえば、子どもの心は分かりません。
子どもとの間に壁ができるからです。
子どもの中にも、きちっと大人の部分があります。
かけがえのない一個の人格なのだということを忘れてはいけません。
子どもの心が見えなければ、教育も間違った方向に向かってしまいます。
「成長させる」のでもなく、「伸ばす」のでもありません。
主役はあくまで子どもたちです。
「一緒に成長」し、「一緒に伸びる」ように、心がけていくべきです。
「この子のよいところは何だろう」という大きな目で子どもを見て、接していく。
その大人の心の大きさ、豊かさが最後はものをいうのです。
子どもにとっても「自分を分かってくれる大人(親・先生等)がいる」のは、最も安心でき、最も成長していける環境となります。
「この子は、こういう子だ」と決めつけてしまえば、それは大人にとって楽かもしれません。
しかし、それでは子どもの本当の姿が見えなくなってしまい、子どもが持っている可能性を踏みにじることにもなりかねません。
絶対にそのようなことがあってはなりません。