今週読んでいた本です。
何年か前に同じ著者の
「『学力』の経済学」
を読んで面白かったので、
先月発売されたこちらの
「科学的根拠で子育て」
も読んでみました。
読んでいて私が「へ~」と思った情報
トップ3をご紹介します。
【第3位】
スポーツをすると学力と将来の年収が上がる
スポーツをすることで
忍耐力、リーダーシップ、社会性などの
非認知能力が高くなり、
その結果将来の年収が4%高くなるそうです。
↓1日30分運動すると健康にも頭にもいい
ということを科学的に説明した本、
「運動脳」にも通じるところがありそう。
【第2位】
第一子は第二子以降よりも
学力も高く将来の収入も高い傾向がある
なんとなーーーく経験則でそんな気はしていたけれど、
データとして出されると
第二子以降はどうしたらいいだって切なくなるなぁ
特に
「母親が自身が第一子で、
かつ、第一子が女の子のとき」
に一番学力が高くなるそうです。
これは日本だけでなく、
アメリカ、デンマークなど複数の国で
同じ結果がでているそうですよ。。
おお…私の母も第一子女子、
私も第一子女子、
おさつも第一子女子…
我が家のおしゃべりの血を一番濃縮した結果が
コミュ力モンスターの
ファンタジー娘なのですね
……が、、がんばれ、かぼた!!
君には君の輝き方があるさっ!
【第1位】
学力が高すぎる友人と同じグループになると学力が下がる
周りの友達にいい影響を受けてほしくて
少しでも偏差値の高い学校へ…
と考える方は多いと思うのですが。。
いろいろな実験が掲載されているのですが、
結論をすごく簡単にまとめてしまうと、
学力が低い子は、あまりできる子と一緒にするとやる気をなくして成績が下がるので、
同じくらいの学力の子と一緒に勉強したほうが成績が上がる
同じくらいの学力の子でも、
「あなたの成績は上位」と言われ続けるのと
「あなたの成績は下位」と言われ続けるのとでは
将来の年収が30万円程度変わってくる
だそうです。
あー…高校入学時の自分を思い出すわ。
数学のテストが難しすぎて
答案用紙が清く美しい白さなもんで、
やる気がスーッと消えていきましたね
わかるわかる。
基本的に人は自分に都合のいい情報しか信じないので、
私もきっと都合のいいところだけ覚えているのだと思いますが、
全体をすごくざっくりまとめると
「多くの人と関わりながら
11歳までは時間を投資して、
12歳からはお金を投資してね
無理しすぎずにその子に合った環境で子育てしていけば、
犯罪率を下げながら、その子の持った力を生かして
将来食っていけるおとなに成長しやすいよ。」
という話だと思いました
うむ。
そう考えると、
おさつの中学受験は親の「時間」を投資しながら
わが子の成長を近くで実感できる
いいチャンスだったなと思います
結果はどうあれ、
受験を乗り越えたすべてのご家庭が
「やってよかった」
と思える部分があるはずです。
それをかみしめつつ、心穏やかに結果発表と
中学入学準備を進んていきましょう