大学入試の小論文なども添削するので、時事情報をいれないとな~と思って、ときどきこういう本も読みます。
いい本だと思いました。
じわじわと後退し世界から相手にされなくなる日本のどこに問題があるのかを、
わかりやすい具体例をあげて紹介しています。
農業、IT、自動車産業など、さまざまな例があるので、いろいろな学部に合わせて小論文が書けそうです。
かといって、不安をあおるだけではなく、日本政府や役所が実際にどのような施策を実施していて、それがどのような効果をもたらしているのかも、中立的な立場で書いている印象を受けました。
いろいろな理由を挙げているのですが、
なかでも印象に残ったのは
①契約書類に書かれている以上の品質まで
求めるから日本人はめんどうくさい
②ネットで調べればすぐわかることまで
いちいち問い合わせて詳しく教えろというから
日本人はめんどうくさい
③変化をおそれすぎていてまともに対面交渉ができないので、
何十年も前の型の部品で製品を作り続けていて生産性が低い
の3点です
めんどうくさい人種らしい
言われたことを忠実にこなすことを是とする文化で
のぼりつめてきたおじいさん達が動かす社会ですし。
インボイス制度などで中小潰ししている国では
国際感覚や勢いのある新興産業は生まれにくいでしょうね。
「おれのやり方に合わせろ!」
の昭和亭主関白気取りを貫いてたら
「やだよ。さよなら。」
って言われておわるわな。
(すみません、毒がもれました)
で。どうしたらいいのかと考えてみると、それぞれこういう対策になるのかなと思います。
①要求したいことはきちんと言語化して伝える技術を磨く
②ほしい情報を自分で入手する情報収集力をつける
③変化や討論を恐れないオープンマインドを支える、自己効力感を育てる
私にできることは、
こういうことを意識して
今までの塾ではできない授業を作って
身近に接するこどもたちに提供することくらいです。
とってもささやかですが、
携わった子達が少しでも将来の選択肢を広げて
幸せに働ける環境を手に入れてくれたらと願っています
(今日は特にオチはないです)
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