タイトルが怖すぎるでしょ
イラストがなんとなく怖くて
なかなか手をつけていなかったのですが、
内容はすごくよかったです。
(イラストがマイナスイメージだけなので、
「救う言葉」のプラスイメージも伝わるイラストにすればいいのに、
と余計なお世話でしかない感想を抱きました)
ちなみに私は
Audibleで聞きましたよ。
少年院で様々な少年犯罪を犯したこどもたちと接してきた犯罪心理学者の言葉には、
とっても説得力がありました。
「自分は大丈夫」
と思っている親ほど怖いな
と思いましたよ
守秘義務があるので実例を少しかえてあるのですが、
たくさんのケーススタディがでてきます。
親の接し方や声かけがうまくいかずに子どもを犯罪に向かわせたケースが紹介されているのですが、
「いや~これは親自身は『自分はいい親だ』って思ってるやつだー」
と冷や汗もののエピソードがいくつかあります。
たとえば…
・・・・・
医師である親が、
こどもにあとを継いでほしい一心で
勉強に期待をかけすぎて、
低学年から通塾して勉強をさせたが
高校進学後に成績が上がらなくなると
「努力が足りない。もっとがんばれ!」
と勉強するよう追い込んだ結果、
息子は自作の銃を寝ている両親に発砲した。
(罪状:殺人未遂)
・・・・・
こぉっわっ
この子の場合、
こどもが何か新しくできるようになったり
目標をたてて達成したりしても
「これぐらいで満足するな。もっと上を見ろ!」
と言うご両親だったそうです。
内心では子どものことを認めて居ながら、
やる気を引き出したくてあえて厳しく
言っている、なんて方もいるのではないでしょうか。
でもそれは親子関係においては
『逆効果』なのだそうです。
やっても認められないと感じ
自己肯定感が下がることで
さらに学習意欲が下がり成績が下がる…デフレスパイラルからの、非行
(せめてご両親のどちらかが
「あなたは頑張っているよね。大好き」
と自己肯定感を保てる声かけをしていたら…
と思ってしまいます。)
漢字10文字で荒れるうちの息子にも
どこか成長ポイントを見つけて
日々声かけをしないとですね
家では、
仕事を言い訳にしないでこどもの話を聞く時間をつくる
親がこどもの将来を勝手に決めない
こどもが何をしたいのかよく観察する
「自己効力感」を育てるために、手をかけすぎない
あたりのことを
改めて気を付けようと思いました。
ちなみに、この他に
私が意識しているのは
「手を離すタイミング」
です。
いつまでも親が管理するのは
お互いのためによくありません。
何をどこまで手を出して、
いつその手を引いていくのか。
子育ても授業も、
独り立ちから逆算して
できることをひとつずつ
増やしてあげられる声かけを
していきたいと思っています
ま。
うまくいかない日もあるけどね
声かけに失敗したら
「ごめん、間違えた」
と訂正すればいいんだよ!
と筆者の出口先生も言っていたので
気楽にやります
こどもは向いたほうしか
向かないんだからさ~