こんにちは。
つくば市のプロ家庭教師、
わかば国語・作文教室のくわだゆきこです
ゴールデンウィークに意見文の作文が出た
中高生も多かったようですね
(長期休暇の後半に入ると
「意見文」のキーワードで
このブログに来て下さる方が急増するので、
「おー宿題なんだな」と思ってます)
今回から首都圏の高校入試によくでる
意見文(作文)のテーマを少しずつご紹介します
これまでの意見文関連の記事はこちらからどうぞ
→【意見文関連記事まとめ】
初回の今日は、地元、茨城県の
公立高校の入試問題からいきましょう。
茨城県立高校の入試作文の特徴は、
①シチュエーションがとても具体的
②段落の構成は細かく指示される
③背景知識がなくても解けるよう、
本文中に参考意見が複数書かれている
の3点だと思っています。
漠然と「環境問題について意見を述べよ!」
みたいな投げ方ではなく、
『通学路にゴミが散らかっているので、
今後それを防ぐにはどうしたらいいですか。
クラスで話し合ったので、あなたの意見も
教えてください。』(H26年度入試の概要)
というように、中学生が実際に遭遇しそうな
(でもきっとしたことがない)
具体的なシチュエーションが描かれます
これを解くために必要な力は、
①「ひとの意見をまとめる力」
と
②「具体的な提案をする力」
です。
①は、主語と述語を拾って
文章を要約をする練習が効果的です。
②は……、技術的なものも必要ですが
生活経験と想像力もとても大事です。
その感覚を磨くには、まず日々の生活を
能動的に過ごすことが大事だと思うのですよ
学級会で文化祭の出し物を決めるときに
きちんと話し合いで発言をする。
発言はできなくても、せめて賛否の挙手はする。
授業でわからないところがあったら
あとで先生にききにいく。
体操服を忘れた。
ないからとりあえず制服来て体育にいけば
先生が何か指示してくれるだろう、
で済まさずに、
隣のクラスの友達などに借りられないかきいてみる。
↑
(これ、うちの娘が今日やらかしました
体操服の上着を忘れていったようで、
幼稚園の備品を借りて帰ってきました
園児の「準備したよ!」は信じないで、
中身チェックしなきゃだめですね~)
困ったときや何かを決めなくてはいけないときに
周りの人に任せたままの受け身の姿勢では、
問題を解決するための
具体策を思いつく力は育ちません
自分が「受け身だな~」と思う人は、
日々の生活のなかで
「いやだ」「面倒くさい」
と思っていることを探してみてください
「制服を自分の部屋に置きに行くのが面倒くさい。」
「お弁当がカバンの中でひっくり返るのがいやだ。」
「SNSの新着メッセージが多くて面倒くさい。」
などなど。きっと、いろいろあると思います。
そして、「いやだ」と思うことを
どうしたら少しでも改善できるか、
想像してみてください
「制服置き場をリビングに作ってもらえないか相談する」
「お弁当バッグを買って、カバンには入れないようにする」
「帰宅したら親にスマホを取り上げられることにして
SNSは朝まで開かないようにする」
こうして、身の回りのことを「他人事」ではなく
「自分のこと」として能動的にみられるようになると、
意見文だけではなく、面接にも強いメンタルが
できあがるはずですよ!
(ジモト茨城ってことで、
つい熱が入って長くなってしまいました
すみません)
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