こんにちは。
つくば市のプロ家庭教師、
わかば国語・作文教室のくわだゆきこです
今日はちょっと過激な話をします
塾関係の方は、ここから先を
お読みにならない方がいいかもしれません
6月です。夏休みが近づいてきました。
はい。夏期講習の季節です。
その前に、中学受験をする生徒さんに
お伝えしたことがありますので、
以下に書きますね。
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大手四社などの塾に通い、
難関中学を受験をする皆さんへ。
わがままになってください。
「塾のきまりです。必ず4科とりなさい」
「6年生は週5日の授業に加えて
特別講座を計10日間とらなくてはいけません」
「朝8時から夜10時まで塾で暮らしなさい」
なんていう権利、塾にはありません。
お子さんを中学に入れるかどうか決めるのは、
学校であって、塾ではありません。
塾の先生の顔色なんて、気にしなくていいんです。
気にしなくてはいけないのは、
「今、自分の学力を伸ばすのに必要なことは何か」
ということです。
4科の偏差値は、きっとバラバラですよね。
得意な科目は何をすればもっと点数が伸びそうか。
苦手は科目は、どの単元をどれだけやったら
大量失点を防ぐことができるか。
志望校の配点は均等配点か傾斜配点か。
各教科ごとに細かく分析することが必要です。
自分を振り返り、分析し、補う力は
一生役に立つ能力です。
与えられた課題をこなすだけの人間は、
いずれ機械にとって代わられるでしょう。
だから入試でも記述で思考力をみるのです。
「とりあえずこなせばいい」
と思って宿題をやっている人に
解ける問題ではありません。
一週間に7日も塾に通い、
半分寝ながら毎晩遅くまで宿題をこなし、
朝も早く起きて漢字と計算をこなし、
トイレの中でも地図を覚え、
お風呂の中でも漢字を覚える。
こんなに頑張っているんですもの。
ムダなことで時間をとられたら
悔しくて仕方がないはずです。
本当にとりたい授業だけとりましょう。
自分に必要だと思う宿題だけやりましょう。
塾の先生が怒る?
勝手に怒らせておけばいいんです。
あちらも商売ですから、
宿題を勝手に変えたくらいで
やめさせはしません。
成績が上がりさえすれば、文句もありません。
友達は「みんな」やってる?
その友達は「みんな」合格するんでしょうか。
「みんな」の苦手と、あなたの苦手は違います。
あなたは、あなたの苦手をつぶし、
得意を伸ばす勉強をすべきです。
私が塾で講師をしていたころ
「4科受講をしぶる生徒がいても
授業内容を説明する必要はない。
『みんなとっていますよ』っていえば
お母さんたちは不安になって受講させるから」
と営業トークを練習させられました。
営業トークです。本当に必要かどうかは
ご家庭で決めるしかありません。
勉強時間を削れとは言っていません。
楽をしろとも言っていません。
素直に塾の言いなりになって
貴重な時間を捨てないでほしい、
と言っているのです。
まじめで頑張り屋さんのあなただから。
宿題をこなすことに疲れて、
考えることも面倒になって、
解法をたくさん覚えてその場をしのぐようになり、
単元テストではとれるのに
範囲のない模試では偏差値が下がるようになる。
そんな夏休み明けの悪夢を見ないでほしいのです。
考えましょう。
今やってる勉強が、本当に自分に必要なことか。
考えましょう。
今日の宿題で、自分は何をできるようになったのか。
考えましょう。
明日は何をすれば、今日できなかったことが
できるようになるのか。
そして、思い出してください。
あなたは、
あなたの幸せを掴めさえすればいいのだ
ということを。
この夏。
決して塾に振り回されず、
能動的に塾を使い倒して、
グッと伸びてやろうじゃありませんか