おとなは、こどもに感謝されたいの?と思ったあなたへ。 | わかば国語・作文教室
こんにちは。
つくば市のプロ家庭教師、
わかば国語・作文教室のくわだゆきこです

いよいよ夏休み
宿題も出そろいましたね

作文が必須の学校、
読書感想文が必須の学校、
習字をやれば作文はやらなくてもいい学校…

学校によっていろいろかと思います。


夏休みの作文コンクール一覧のようなプリントをもらった子も
多いかもしれません。


そのリストを見ながら、
生徒さんがふとつぶやいた一言が
ツボに入りました。


『おとなって、こどもに感謝されたいの?』



その作文コンクールリストをよく見てみると、

「ありがとうの手紙コンテスト」

「『いつもありがとう』作文コンクール」
http://www.sinanen.com/sakubun/

「感謝の心を、未来につなぐ。こども作文コンクール」

ホントだ
同じようなテーマのコンクールがこんなにある。

なんでだろう
思わずわたしも考えてしまいましたよ。

『こどもはおとなに感謝しろよ~』って
強制しているわけではないんだろうけど…


でもね、おとなもさぁ、
感謝されたいんだよ。
感謝されるって、存在を認めてもらえることでしょ?
それはやっぱり嬉しいし

おとなだからやって当たり前、
とか、
親だから子どものためにやって当然
とか…

周りの大人が認めてくれないとさぁ
ついこどもに言ってほしくなるんじゃないかしら。

うん、うん。


そうよね。
言われたいなら
まずは自分が言いなさい
って話よね。

じゃぁ…


生まれてきてくれてありがとう

元気に育ってくれてありがとう

美味しいってご飯を食べてくれてありがとう

にこにこ笑ってくれてありがとう

一緒にいてくれてありがとう

ママを大好きでいてくれてありがとう


あれれ。

おとなはね、
こんな当たり前のありがとうで
泣けちゃう生き物なんだな。


ふしぎでしょ。


でもね、こういう涙はとっても幸せなの。


だからね、こういう幸せな気持ちを
こどもたちにも味わってほしいなぁって思う。


感謝しろ~って脅迫しているわけじゃなくてね

ふだん「あたりまえ」と思っていることを
「ありがとう」って思えると、
そう思った本人が幸せになれるから。

それを体験してほしいと思っているんじゃないかな。


だからこういうテーマで書くときは、
無理して「ありがとう」を作らなくていいんだよ。
家族に対していうのが恥ずかしかったら
友達でもいいし、動物でもいいし、空気でもいいし。
(そもそも、作文は自分の頭の中をさらけ出すものだから
『恥ずかしくない作文』なんてないけどね


身近なことで、いつもあることで、
半径3メートルの幸せを見つけて書けば
きっとあなたにしか書けない
すてきな作文になるはず


今しか書けないみずみずしい感性で、
「ありがとう」の気持ちを書いてみませんか


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