こんにちは。
つくば市のプロ家庭教師、
わかば国語・作文教室のくわだゆきこです


体調はどう?」

全然大丈夫。という表現が、
あまり大丈夫でないような…どうなんでしょう

「全然~ない」という表現は、
国語の添削では定番である
『呼応の副詞』のひとつに入れられています。
呼応の副詞というのは、
「必ずセットで使ってね」という言葉たちです。
例えば、
「もし~なら/たら/ても」
「たぶん~だろう」
「まるで~ような/ように」
という言葉たちです。
本来、セットで使わないと減点対象になるような
お決まりフレーズなのです。
お決まりフレーズなのです。
しかし、どうなんでしょうね。
「全然OK!」
「全然大丈夫」
「全然いいよ」
「全然おいしい!」
私も、口から出てしまうことがナイとは言い切れません

だって、普段よく耳にするんですもの。
よく聞く言葉は、つい使ってしまいます

言葉は生き物ですからね。
時代とともに変わります。
そして、世代とともに
使われる言葉が「正しく」なります。
「全然」を「とても」というような意味で
肯定文で使ってもいいよ、という方向で
書かれている辞書も増えてきているそうです。
「全然大丈夫!」が全然ダイジョブになる日も、
そう遠くないかもしれません。
とはいえ。
世の試験管の皆様が「ダメ」と言う限り、
私は生徒さんに「作文では使わないでね
」と

言うしかないのですけどね


