「頭のいい子の育て方」西村則康さん | わかば国語・作文教室
こんにちは。
つくば市のプロ家庭教師、
わかば国語・作文教室のくわだゆきこです
『頭のいい子の育て方』とは…
なんとストレートなタイトル

30年以上、難関中学・高校の受験に携わっていらした
家庭教師のプロフェッショナル、
西村さんがお書きになった本です。

塾や学校の先生が書いた本はいろいろ読んできましたが、
(私と同業の)家庭教師の方が書いた本は少ないので、
とても興味があって手にしてみました。

詰め込み&追い込みのガチガチのお受験の話
だったら嫌だなぁと思ったのですが、
そんなことはありませんでしたよ

自分から楽しんで学習できる素地を養うために、
10歳までに親がどう接するべきか
というヒントがたくさん書かれています。


目次からいくつか抜粋すると…

・キッチンは子どもにとってのスーパー実験室

・「叱る、たしなめる」では子どもは99パーセント言うことをきかない

・英才教育のほとんどは間違っている

・高層マンションに住む子は才能が開花しない

など。

「そうなんだよね!」「あーーあるある!!」
「確かにそうかも…」
と、家庭教師としても親としても
いちいちうなずきながら読みました。
(もちろん多少意見が異なる部分もありましたが。)


私が個人的に一番気に入ったの

・リビングはいつも適度に散らかしておけ!

です。

『これなら常に実行してます!!

といらぬ自信に笑みが漏れましたよ


そして、目次にはない内容なのですが、
一番共感したのは

『頭の良さを決めるのは、生活経験の豊かさ』

という主旨の見解です。

ドリルに向かう以前に、
大人との会話や子ども同士でのやりとりで
どれだけ『肌』で学べるか
それが大事なのではないかと思っています。



天気図の見方や気団の名前は完璧だけど、
雨の匂いと言われても全くピンと来ない。


国語の読解問題は消去法で解けるけど、
目の前の子をいじめてニヤニヤしている。


太郎君の歩く速さを求める問題で、
「分速2㌔」と書いても違和感がない。


そんな『生の感覚』がない子にはなってほしくないなぁ
という意見に共感される方は、
きっと参考になる部分がある本だと思いますよ

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