第35回 中学生の主張 | わかば国語・作文教室
「中学生の主張」作文の地方大会が
各地で開催されていますね。



各都道府県書類審査を通過した十数名が
原稿を暗記して弁論大会に臨みます。

さらにその地方大会を勝ち抜いた精鋭の中から選ばれた十数名が、
11月10日の全国大会に出場できるという
レベルも倍率も高い大会です。


私の生徒さんも、見事に書類審査を通過し
県大会に出場することになりました。
「国語が苦手で…」と4年前にご依頼を受けたときからは
想像もできない成長ぶりに、
私も大きな感動を頂いています。


ちなみに昨年の応募総数は55万点だったそうです!!

そのトップである総理大臣賞に輝いた
千葉中の山本くん
の作文を
先日、拝見しました。

「リアルに人とつながるということ」
というタイトルで、超行動的なご自分の体験と
将来の夢を生き生きと描いていました。

さすが去年の優勝者。
読んでいてわくわくする内容でした。
(残念ながら現在ネット上で公開されているページを見つけられませんでした。)




「心が動く」にはいろいろ種類がありますね。

嬉しい、悲しい、感動、共感、反省、興奮



いじめ問題、震災・復興問題、携帯利用の明暗、
親族との別れ、命の大切さ…


そういった反省や感動を呼ぶ「王道」なテーマが多い他の受賞作の中で、
興奮をもたらしてくれた彼の文章は
ポジティブなエネルギーに溢れて
ひときわキラキラして見えました。

きっと発表する姿も、希望に満ちてきらきらしていたのでしょう。

実際の行動力に裏打ちされた主張は
説得力があったに違いありません。
生で聞いてみたかったです。


さてここからは、これから地方大会を迎える方や、
来年応募してみたいと思っている方の
参考なりそうなポイントをまとめてみます。




【作文のポイント】

テーマ(主張)がブレないように書く

自分の体験をもとに書く(説得力が増します)

・「事実」を踏まえて「自分の考え」を書く(事実だけではダメです。考えを必ず入れましょう。)

・何か問題提起をするときは、自分なりの解決策を書く

・最後に、自分が今後どうしていきたいか展望を書く



【発表のポイント】

ゆっくりはっきり、遠くの人に話すイメージで声をだす

・助詞を伸ばさない(←「私はぁ~↑」と助詞を伸ばす人が結構多いのですが、いかにも読んでる感がでるので臨場感に欠けてしまいます。)

・身振り手振りOK

・単調にならないように、セリフは感情をこめて言う

話しかけるような口調にする




とてもレベルが高く面白い大会ですので、
お近くの都道府県の地方大会がこれからの方は
見に行ってみてはいかがでしょうか。


◎新潟県大会◎
平成25年9月23日(月)
http://www.pref.niigata.lg.jp/jidoukatei/1356766270993.html

◎兵庫県大会◎
平成25年9月28日(土)
http://www.seishonen.or.jp/business/shuchou.pdf

◎神奈川県大会◎
平成25年9月29日(日)
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p701782.html

などが予定されていますよ。


私の生徒さんも、一緒懸命原稿を暗記して
発表の練習を積んでいます。

人前で自分の意見を伝えるのは
社会に出てからも多くの職種で必要とされる力ではないでしょうか。
この機会に、またひとまわり大きく成長してくれるのではないかと
本番がとても楽しみです。


私は声優養成専門学校での指導実績もありますので、
スピーチ・パフォーマンスに関しても
発音・発声・抑揚・表情など
基礎から細かくサポートできます。


今年の発表を控えている方、
また来年に向けて練習を重ねたいという方の
単発レッスンも受け付けていますので、
お気軽にお問合せください。



読者登録してね

人気ブログランキングへ




にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村




ご質問・お問合せはコチラから手紙