強い親として子どもを支配する親もいれば、「弱い親」
この場合の親は「母親」であることが多いです。
「弱い母親」といっても、実際、統合失調症やうつ病などの病を抱えていることも多いですので、母親が悪いというわけではありません。
ただ、一部の母親は、自分の病気を利用して、
以下の2つのケースがその例です。
<統合失調症の母親を支えてきたSさん>
母親が統合失調症で、自らも20歳で摂食障害と統合失調症を発症した
母親は毎日のように
「死にたい」
「
と幼いSさんに言っていたそうで
そのため、
でも、Sさんが中学3年生になったころ、母親の体調が改善し、S
Sさんは「生きる目的がなくなった」と感じてリストカットをするようになり、20歳の時に摂食障害を発症。
さらに、被
同棲していた男性を包丁で刺そうとしたため措置入院となりました。
Sさんはその後日常生活を送れるくらいにまで回復して結婚し、
母親とは関わらないようにしているものの、
<ママを助けるのが自分の役目と話すMちゃん>
Mちゃん10歳は、まさに今、
母親はうつ病の診断ですが、境界性人格障害も疑われます。
「
「お願いだから死なないで」
とお願いし続け、
Mちゃんとその母親は、今は母子生活支援施設で生活しており、
「
と言っているそうです。
Sさんの事例のように、母親の病状が改善したり、あるいは母親が再婚したり・・
また、
32歳の男性、Tさん。
Tさんが赤ちゃんの頃に両親が離婚し、
母親はもともと繊細な面があり、
Tさんが母親とは逆の意見を言うと、母親は決まって泣き出し、
「
「
常に自分の気持ちを抑圧して生きてきたことで、Tさんは色々な症
パニック障害が主な病名となりますが、その他にも
◆虫恐怖
◆高所恐怖
◆古びた食器によそわれた料理が食べられない
◆3人以上で
といった症状があるそうです。
また、誰にも嫌われたくないという思いが強く、
さらに、子どもの頃は、歴史の授業を受けていると、
Tさんの話を聴いていると、どこにも身の置き所がなく、
自分というものをずっと「殺して」生きてきたことで、
子どもにとって何が一番の恐怖かといえば、親、
母親がいないと生命に関わることを本能的に知っているわけですの
ただ、病気と闘っている母親の子どもが皆不安定かというと、
それは、病気の母親であっても、子どもの命を尊重し、
でも、そうではなくて、
逆に言えば、
上に挙げた例ほど極端ではないとしても、日ごろから
「そんなこと言うなら、もうお母さんいなくなっちゃうよ」
「あなたのせいで、もうお母さん疲れちゃった」
「どうせお母さんが悪いんでしょ、
などという言葉を子どもに浴びせかけていたとしたら、
傷を負っていることを母親に感づかれてしまったら、
明るい「良い子」として振る舞うようになります。
でも、傷だらけになれば、もはや隠すこともできなくなり、
子どもに威圧的に接したり、逆に、病気を盾に取ることで子どもをコントロールすることは、いずれも「
本来、子どもは
必要以上に親に気を遣わず、
自分の親子関係について、ぜひ一度振り返ってみてください。
自分が母親側に当てはまる場合も、子ども側に当てはまる場合も、自力で今の自分から抜け出すことは難しいと思います。
是非心療内科やカウンセリングに足を運ばれることをお勧めします。
私のオンラインカウンセリングも、ぼちぼち予約を取って下さる方が増えてきました
今年3月末までは初回3,500円/60分と、お得な料金にさせて頂いておりますので、宜しければご利用下さい
URL:https://www.wakaba-counseling.com