こんにちは、八千代台院の楠美です。
今月は「男性にも知って欲しい更年期の事」についてお伝えします。
一般的に更年期障害は閉経前後に起こる女性特有のものと捉えられているイメージがありますが、近年では男性にも起こる事が知られるようになってきました。

 


更年期障害とは?
40代以降の男女の性ホルモン分泌量の低下が原因となる自律神経失調症に似た症候群と定義されています。


具体的な症状は
「なんとなく不調」、「安眠出来ない」、「イライラする」、「疲れやすい」、「発汗やほてり」等の症状があれば男性更年期の可能性があると考えられます。
又、身体症状として、筋力低下、内臓脂肪の増加、頭痛、めまい、頻尿、性機能低下。

精神症状として、意欲の低下、不安、憂うつなどが目安になります。
ここで男性にも知って欲しいのが、男性の場合は女性の場合と異なり男性ホルモンの減少が緩やかな為、老化現象と捉えられ更年期と認識されないケースがあります。
又、女性の更年期の発症はある程度決まっているのに対し男性の更年期は30〜80歳代までいつでも発症する可能性があります。
男性の更年期障害はまだ認知度が低い為、男性自身がこの病気に気づきにくい事が多いようです。

また女性の更年期障害と異なり終わりがはっきりしない為、放ってしまい回復に時間がかかる場合があります。


セルフケアとして
食事面:肉や魚、大豆製品を1日に最低100g食べる習慣をつける
運動面:筋トレ、ジョギング、散歩など30分〜1時間程の有酸素運動も効果的です。

個人差がありますので初めは無理せずに心地よいと感じるペースで行い、徐々に運動する習慣をつけていくと良いですね!
他には、夜更かしせずに7時間位の睡眠、趣味などでストレスの解消を図る事も大切です。