いつもお読みいただきありがとうございます。
八千代台院の佐久間です。
日頃、むせることや咳き込むことが増えた、食べものや飲み物が飲み込みにくくなったと感じることはありませんか?

加齢にともない進行する口の老化は、食べづらくなる、飲み込みづらくなるだけではなく、窒息や誤嚥性肺炎のリスクにも繋がっていきます。


口の老化を予防するには「口の老化の些細なサイン」に気づくことが大事です。
口の機能が低下していくと、うまく食べられなくなることが増えます。
 「食べる」という作業は、歯だけではなく、唇や頬、舌、のどの周りの筋肉が協力して行われます。

歯が残せていても、舌やのどの動きが悪くなれば飲み込めなくなり、食べることが難しくなっていきます。

すると、栄養が十分に摂れなくなり、体力が低下して病気や怪我をしやすくなるので、寝たきりになる原因にもなっていきます。
 
ですがそれよりも怖いのが、むせや窒息、誤嚥性肺炎です。
お口の機能が低下すると、これらのリスクが非常に高まるのです。

  • 半年前に比べて硬いものが食べにくくなった
  • お茶や汁物等でむせる、咳払いをする
  • 口の渇きが気になる
  • 口臭が気になる
  • 口角が切れやすく、舌が赤くヒリヒリしやすい
  • 口から食べ物がこぼれる
  • うまく噛めない
  • 麺類をすするのがつらい
  • 頬や舌を噛むことが増えた
  • 胸に食べ物が残り、つまった感じがする
  • 滑舌が悪くなった
  • 夜、せきで眠れない
  • 歯科で治療中に口に水を溜めていられない

2つ以上あてはまったら要注意です。
口腔機能の低下は老化が進み始めているサインのひとつなのです。

できれば老化による体の衰えをおさえ、いつまでも健康な生活を続けたいものです•••。


口元の老化を防ぐ方法
・念入りな保湿ケア
保湿は全ての老化サインに有効な手段です。

化粧水→美容液→乳液→クリームの順で肌のケアをしていきます。

しっかり保湿しているのに乾燥が改善しない方は、洗顔も含めて見直してみましょう。

洗顔時はこすり過ぎず、泡で顔をなでるようにすることが大切です。

・口周りの表情筋トレーニング

口周りの表情筋を鍛えることで余計シワや溝が深くなるのでは、と心配される方もいます。

しかし筋肉を鍛えることでたるんだ皮膚や下がった口角などを元の位置に戻す効果が期待できるため、人によっては老化サインが薄くなったことを実感できるはずです。
頬筋•••頬の皮下脂肪や皮膚を支える頬筋を鍛えて、ほうれい線や口角の下がりを防ぎましょう。
広頚筋(こうけいきん)•••広頚筋とは顎から鎖骨までつながる筋肉で、フェイスラインをすっきりさせる効果が期待できます。
口輪筋•••口輪筋は口角の下がりや顎にできる梅干しジワにも有効です。
顎舌骨筋(がくぜっこつきん)•••額舌骨筋とは舌から顎にかけて付いている筋肉で、鍛えることで二重顎やフェイスラインのたるみを予防することができます。


実は見過ごしていた口元の老化の些細なサインを見直して、少しでも変化に気付いたらその日からケアを開始していきましょう!