女を利用すること | スシタロウと私。

スシタロウと私。

2021年11月、36歳で第一子を出産。
息子スシタロウとのことを、ゆるく綴っていきます。

自分で言うのもなんですが、

私は外面は良く、

愛想も良い方だと思います。

 

 

 

退職した前の職場は、

職種柄、男女比が9:1くらい。

 

 

 

社内で仕事で関わる人も

50~70歳代のオジサマばかりだったので、

特にニコニコしていました。

 

 

 

オジサマたちと仕事するうえで

愛想よくしていた方が得だと思ったからです。

女性の特権、武器だと思いました。

 

 

 

実際に、その方が断然仕事がしやすかった。

困ったときは、助けてもらいやすかったです。

得した場面はたくさんあります。

 

 

 

そして、今。

40歳の社長と70歳のおじさんと3人の会社にいます。

 

 

 

基本的には同じように

ニコニコ愛想よくしていますが、

前ほどこの【武器】を使っていません。

前の会社ほど、

使うメリットをあまり感じないからです。

(それだけ気を遣わないとも言えます)

 

 

 

ある時、私も、とある仕事に参加することになりました。

本を作ることに例えると…

社長が本文を書き、

私がイラストの挿入と文章の添削をする。

そんな役割分担。

 

 

 

本を納める会社に、

社長と一緒に挨拶に行きました。

その後はメールでのやり取り。

 

 

 

社長は、昨年もこの会社と一緒に本を作りましたが、

社長の文章力のなさ、誤字脱字の多さで

今年の発注は危ぶまれていました。

 

 

 

しかし、

「今年は一人入りましたので、ダブルチェックします!」

と売り込み、再び仕事をとることが出来たのです。

 

 

 

実際、私のダブルチェックの効果もあり、

先方は仕上がりに満足してくれました。

 

 

 

私から原稿をメールで送ると、

社長あてに電話が来ました。

 

 

 

「去年と違いますね~」

「いい感じです!問題なし!」

 

 

 

褒めちぎられました。

 

 

 

社長は、

「わかばさんが原稿送ったから、先方も喜んでるんだよ~」

「俺が送ったらこんな反応じゃなかったと思う」

 

 

 

よく分からないことを言うなーと

思ってました。

 

 

 

誰が送ったって、

内容が良かったから誉めてもらえたんでしょうよ。

 

 

 

その後も、社長は、

「wakabaさんが連絡した方が向こうの反応もいいと思う」

と言い、やたら私を間に入らせようとしました。

 

 

 

「いやいや、私でなくても変わりませんよ」

そう言っても、

「そんなことない!俺じゃ怒られちゃうよ」

とヘラヘラしています。

 

 

 

そんなこんなありながら、

本は無事に納品でき、一旦終了。

 

 

 

しかし、好評だったため、

別の本をお願いしたいと依頼が来ました。

 

 

 

社長は私に

「今度は全てのメールの窓口をwakabaさんにしたから!」

と言い出しました。

 

 

 

私が入る方が印象も良く、

先方の対応も違うはず、という同じ理由です。

 

 

 

ハッキリとは言われていませんが、

案に「女性だから」が含まれていると思うんです。

 

 

 

私自身が「女であること」を利用するのはいいです。

自分の武器を、自分のために使ってる。

 

 

 

それを、他人に、勝手に使われるのが

何か不愉快で…

 

 

 

最終的には「会社の利益のため」に繋がりますが、

私には、社長がラクしてる感じがして、

安易に「女性にやらせとこ~その方が都合いいし~」と

使われている感じがするのです。

 

 

 

もしもトラブルがあっても、

私には強く言えないだろうとか、

穏便に済ませられるだろうとか、

そういう裏があるように思えてしまいます。

 

 

 

すごく極端な例ですが、

「相手が喜ぶから、胸元があいた服着てきて!」

「相手が怒ったら、上目使いで謝って!」

と言われているのと同じ気分。

 

 

 

なんかムカつく。