つい先日、某有名サプリメント会社さんから
子どものアレルギー性鼻炎には
(標準治療+ )毎日800IUのビタミンD補給が症状の軽減に役立つ。
こんな情報が送られてきた。
これから花粉症も始まるし、たしかにそんな季節。
資料ではアレルギー性鼻炎がある子どもはビタミンDの血中濃度が低い。
(平均血清25(OH)Dは、健康な小児が27.07であったのに対して、 アレルギー性鼻炎のある小児では23.31)
鼻漏、鼻閉、くしゃみ、鼻のかゆみなどの症状には、投薬治療に加えてビタミンDを補給したほうが大幅に改善したという。
ところで、
うちの子も鼻炎はあるけれど、Dサプリは飲ませていない(ビタミンDの血中濃度は40くらい)。
症状が強くないというのはあるけれど、薬やサプリ飲むならばまずできるだけ日光浴と食事かなと。
というのも、ヒトが必要とするビタミンDの約8割は日光浴で作られるという。
陽に当たらないと体内ではビタミンDは作られないし、活性化しないのだ。
2009年から2014年までの期間に骨が弱くなる「くる病」と診断されたお子さんは約4倍にまで増えていて、その原因は日光不足や、アレルギーを恐れた親が卵や魚を離乳食にとりいれるのが遅かったことなどが考えられるという(伊藤明子先生)。
そのままにしておくと脚の骨がO脚にゆがんだりもするという。
今みたいな寒い季節は日光は少ないけれど、室内で長時間ゲームをしていたり、夏は夏で過度に日焼け止めを使わせたりすれば、それだけビタミンDは作られなくなるのだろう。
ビタミンDはコロやインフルなどの感染症発症リスクも減らすというし、アレルギー性鼻炎にも関係してくる。
日本人の大半がビタミンD不足とはいえ、子どもにはできるだけ自然の形で摂ってもらいたいと思う。
また、
ビタミンDがたっぷり入った食事も意識したいものだ。
以上は子どもだけではなく大人にもいえるのだろう。
とはいえ、大人のビタミンDはまた別な話もあって。
特に乳がん、大腸がんなどの予防には効果的であるとのこと(血中濃度40~60くらいに保つ)。
それに血中濃度が高い方が生存率も高く、予後はより良好とのこと。
宮澤先生のお話によると、ビタミンDがビタミンD結合タンパクに結合すると、マクロファージ(免疫の司令塔)に結合するという。
・心臓病リスク1割減少:1,000lU
・大腸癌の予防:2,000lU