女子高校生が受診しました。
気分の落ち込み、不眠、昼夜逆転の訴え。
話を聞くと、母親の再婚が受け入れられない、とのこと。
義父は良い人、義父の両親も良い人。
でも家族として受け入れられない。
事前に母親から再婚の相談があったようですが
「再婚していいよ」と言ったとのこと。
年の離れた妹は義父になついている。
自分だけが家族の和を乱している。
そんな自分を責める気持ちや
本当の父親に会いたい気持ちもあるようです。
わたしはこう伝えました。
それは数学に例えるなら、かなりの難問です。
○○さんが今小学生だとすると、小学生が高校の数学の問題を解けなくて悩んでいるようなものです。
でも、成長すれば解ける問題ですよ。
だからまずは自分の体を大事にしませんか？
生活習慣を整える努力をしませんか？
まだ吐き出していない感情、言語化できていない想いがありそうなので、ゆっくり聴いていくことにします。本人にもわからない感情があるのでしょう。
女性の「別にいいよ」「もういい」は「本当はよくない」の意味なので男性は気をつけないといけませんが
思春期の子どもの言葉はもっと複雑。
言葉と感情が一致しないのが思春期、と思ったほうがいいのかも。
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「私のイラスト描いて」と娘に頼んだら「いいよ！」と。
「いいよ」と言うときの声のトーンや表情も大事ですね。言葉は嘘をつくけど、声のトーンや表情は嘘をつかないかも。
娘が描いてくれた私のイラスト↓
