多作のススメ【歌の詠み方】【後編】 | わたる風よりにほふマルボロ

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new第7回「現代短歌社賞」

選考結果の載った

『現代短歌』2020年1月号に、

梶間の8首抄が掲載されました。 

「梶間和歌の歌の載っている1月号を」

と言い添えてご購入いただけますと

とても有難いです。

ご購入はこちらから。new

 

2月23日(日)、プチ講義します。

*:..。o○ ○o。..:*

 

 

子宮系歌人 梶間和歌です。

 

 

ツイートの補足記事を続けています。

【前編】はこちらからお読みくださいね。

 

 

 

 

多作であることの意味について

語ってきましたね。

 

 

 

発表済み短歌作品

いくつか公開しているとおり、

最近、口語混じりの歌を

本格的に詠むようになりまして。

 

まだ始めて間もないことですから、

苦戦している部分もあります。

 

 

でも、そういう歌を

短歌の先輩に見せたりすると、

 

やはり

韻律が圧倒的に評価されます。

 

まだ試行錯誤段階なのに。

 

口語混じりだから、

句割れや句またがりなどの

韻律を壊しやすい技法も

採用することが少なくないのに。

 

 

それはどう考えても、7年半のあいだ

古典和歌、特に新古今和歌の

韻律の感覚を体に叩き込んできた

土台あってこそです。

 

 

ガチガチの新古今調で歌を詠んでも

梶間歌で一番評価されるのは韻律。

 

それが、口語混じりという

韻律を壊しやすい文体を採用しても

同じように評価されるのですから、

おもしろいですね。

 

 

 

「基礎と遊び」では、韻律について

特に書いたわけではありませんが、

要するに

あの記事に書いたとおりです。

 

確かな基礎があるからこそ

多少遊んでもブレない。

 

 

多少遊んでもブレない基礎、土台は

圧倒的な歌数で培われたものです。

(読むほうと詠むほう、両方の歌数)

 

人に見せられないレベルの

新古今の真似事とも言えないような

歌など、初期のころは特に

死ぬほど詠んできましたよ。笑

 

 

 

加えて、これも

複数の先輩に言われてきた

ことですが。

 

私の歌数は本当に多いので、

一首一首への執着が小さくて済む、

 

結果、人に見せるのはどうか

というようなレベルの歌を

「かわいいから」「捨てたくないから」

と連作や歌集に入れる

という行為を避けることができる。

 

 

先輩方は優しいので

優しい言葉を使いますが、

私はこういう厳しい事を言います。笑

 

 

 

いろいろ書きましたが、

 

多作であることで生まれる

「歌が多すぎるので、

 連作や歌集に歌を選ぶ

 (=入れない歌を捨てると決める)のが

大変」という悩みは


歌数の少ない人の

(自覚的、無自覚的を問わず)抱える

悩みより、幸いだ、と私は考えます。

 

 

これが結論ですね。

多作のススメ。

 

 

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「現代短歌社賞」応募作8首詠の

掲載された

『現代短歌』1月号はこちら

「梶間和歌の歌の載っている……」

の一言もぜひお願いします^^

 

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