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リーディング短歌書き下ろし
『源氏物語』を使った心理学講座。
空蝉の人生を題材にします。
その後のスケジュールはこちらです。
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おなじこゝろ(九月尽)を
月もみず風も音せぬ窓の中(うち)に秋をおくりてむかふともし火
後伏見院
風雅和歌集秋下714
月も見ず、
風も音を立てない窓の内側に
私はいて、
秋を見送る心ひとつに
ただ灯火に向かっている。
(訳:梶間和歌)
【本歌、参考歌、本説、語釈】
月もみず嵐も聞かずのどかなるみ山の庵の夜すがらの雨
伏見院 伏見院御集
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『風雅和歌集』秋下巻の
巻軸(巻の最後)の歌です。
明日は立冬。