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その後のスケジュールはこちらです。
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題しらず
きりぎりす夜寒(よさむ)に秋のなるままに弱るか声の遠ざかり行く
西行
秋が深まり冬を目前に
世の寒さも日に日に増してゆくなか、
お前も弱ってしまったのか。
日に日にその声が遠ざかってゆく。
(訳:梶間和歌)
【本歌、参考歌、本説、語釈】
きりぎりす:現在のこおろぎのこと。
夜寒:晩秋のころ、
夜の寒さがひとしお感じられること、
またその寒さや時季を表す。
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西行嫌いを公言する塚本邦雄が、
この歌は技巧を凝らした佳い歌です。
「弱るか」が起死回生の妙薬として実に効いています。
しかも、元武士らしい骨格の正しさが出ていて、大胆さも含んでいます。
西行の傑作と言っても過言ではないと思います。
と珍しくほめていました。
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そうですね、私も
句切れと意味の区切れのずれを生む
「弱るか」が
大変良い味を出していると思います。