藤原為家 よしさらば | わたる風よりにほふマルボロ

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弘長元年百首歌たてまつりけるに、はなを

よしさらば散るまでは見じ山ざくら花のさかりを面影にして

 

藤原為家

続古今和歌集春下125

 


 


【口語訳】
 

ええい、それならばもうよろしい、

散り始めた桜よ、

散りきるまでは見ることもすまい。

ほのぼのと優しい山桜、

その花の盛りを目に焼きつけ、

その面影を心に立たせ、

永遠の春の盛りを

私は想っていよう。


(訳:梶間和歌)
 

 

【本歌、参考歌、本説、語釈】

 

よしさらば:

 仕方がない、ままよ、それならば。

 

 

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和歌のなかでは

男らしいほうに入るというべきか。

 

こういう歌もよいですね。

 

和歌は

繊細なだけが価値ではない。

 

もちろん、だからといって、

線の太いばかりの

情緒のかけらもない歌がすばらしい

という結論には至りませんが。

 

 

よしさらば散るまでは見じ山ざくら花のさかりを面影にして

 

 

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