二条院讃岐 五月雨の | わたる風よりにほふマルボロ

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美しい和歌に触れていただきたく。

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『源氏物語』を題材に心理学講座を開催。

次回は7月6日15日第16回講座

オンラインで予定。

その後のスケジュールはこちらです。

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建仁元年三月歌合に、雨後郭公といへるこころを

五月雨の雲間の月の晴れゆくを暫(しば)し待ちけるほととぎすかな

二条院讃岐
新古今和歌集夏237

 


 
【口語訳】

五月雨の雲間に見える月。
雲が少しずつ晴れ

月が照り輝き始める、そんな晴れ間を
しばらくの間

じっと待っていたのだなあ、
いま声を上げたほととぎすは。

(訳:梶間和歌)
 

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夏の月も、私は好きです。