ちま子は青年以外の色々な人に声を掛けましたが、

誰一人として耳を傾けてはくれず……

とうとう夜も更けってしまい。



 ちま子は、とぼとぼ集落へと帰ることになりました。




吹き抜けsmile-とぼとぼ




 その後もちま子は、噂を流している少年の言葉を

ことある毎に信じ、噂にある地を訪れて来ました。

しかし、ちま子が願いを叶えることはありません。




                           次回に続きます。







 雨の日も風の日も雪の日も、ちま子は身体を震わせ耐えるしか

ありませんでした。




吹き抜けsmile-寒い



 そんな日々が三年も続き、ちま子にある噂が流れてきたのです。



 とある銅像に触れることが出来ると、その願いが叶う。

と言うものでした。



 ちま子は早速、その銅像を探しに出掛けたのです。




吹き抜けsmile-銅像



 銅像を見つけることは出来ましたが、ちま子の背では

どうにも触れることが出来そうにありませんでした。



 ちま子は周りを見渡し、一人の青年に声を掛けました。




吹き抜けsmile-お兄さん



 しかし青年は、「ナンだよっ」と言うばかりで

ちま子の話に耳を傾けてはくれません。




                           次回に続きます。







 ある集落に、それはそれは可愛らしい少女がいました。




吹き抜けsmile-少女



 その少女は集落の食糧源である、きのこ三個分と同等の身長で

名前は、ちま子と言うそうです。




吹き抜けsmile-きのこと一緒



 ちま子には夢がありました。いつか大きくなれたら

洋服を着てみたいと言う夢が。



 集落に住む村人たちは皆、洋服を着ているのに

ちま子だけはサイズの合う服がないから。

と、まだ一度として洋服と言うものを着たことが

ないのだそうです。




                           次回に続きます。